4-1 異世界
用語その2
本作での定義はこんな感じ。
異世界
(4話)
異世界モノ・異世界転生・異世界転移などでお馴染みのジャンルに出没する謎の言葉。作品によって現代の近代化社会の過去や未来、地球以外の別の惑星、パラレルワールドであったり全くの別の世界を指す事が多い。
本作では全くの別の世界へと転移する。
現代の地球を舞台とするにせよ全くの別の世界を舞台とするにせよ、どちらも住人からすれば【実世界】であり、「異世界からきますた!」等と言うだけの説明では当人達からすれば双方共に理解するのは非常に難しいだろう。まだ「別の星から来た」とか「未来から来ました」という方が信用出来る。
ちなみに本作に登場する【異世界】は【別次元の世界】としており、イメージとしては【創作の世界】って何次元? というもの。紙媒体や映像作品の様なディスプレイ上のみの二次元世界でも、その世界の中では確かに住人が存在している。その世界の中では住人らは自分が生きる時間こそが三次元、現代であり過去でも未来でもない。本作中で【異世界】を○次元と定義する事はない。
なお次元とは、一般的な論では
横軸x 縦軸y 奥行z と定義される。
xが一次元、xyで二次元、xyzで三次元となる。
分かりやすく言えば線、平面、立体である。
ここに時間軸というものが追加されると四次元とされるが、空間と時間を同時に俯瞰して視認する術は現代社会において存在していない。
また、2.5次元と呼ばれる単語についてはネットスラングである。不特定個人の空論である為に定義は怪しく、本作の作者も疑問視している。四次元との兼ね合いを考えれば奥行きの無い二次元と奥行きのある三次元の間に存在するものは時間だけであり、敢えて定義するのであればビデオの時間列のサムネイルやアルバム等が相当すると推察する。
異世界についてというか次元についての話になってる気がする!
これは作者の考え方であって既存の異世界の定義や該当のネットスラングを批判するものではありません。