25/69
其の二十五(雨)
どうも、梅雨ですね。雨はあまり好きではありません。雨降って土砂崩れるって言いますし、いいませんか。戯言です。
雨は好きですか?
雨の音は君の声を消してしまう
雨の音で君の声を思い出す
雨で君の記憶が流される
雨で君との記憶を思い出す
一粒に籠めた水滴を
頬を濡らす水滴を
それはそこにしかないのだろうか
ここにはないのはわかるよ
ここにはないのだろうか
僕はここにいるよ
集めた水滴で
作った水鏡
映った君を僕のものに
溢れた水は思いと一緒に
君の器に注ぎたい
雨は嫌いですか?
降っても降られることはない
濡れないように雨を浴びよう
渇いた心を潤すように
君にあって恥ずかしくないように
精神砂漠化にストップ




