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「えっと、どうしようか……」
私は困った。
確かに春から1人住まわせてやってくれと電話を貰った。
その時には性別も名前も関係性も何も知らされなかった。
「明日から学校へは通わせていただきます。その手はずも整えてあります」
「そ、そうか。あー、部屋だ!部屋に案内しよう。ゲストルームがある」
正直私一人では持て余していた屋敷で、居住スペース以外は手付かずだ。
それを失念していた。
「ここを……と思ったが掃除がいるな」
広い部屋だが、それ故に埃の宝庫となっていた。
凄いやな奴では無いか。
焦る私に、何も言わない彼女。
慣れないぞ、これは。




