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詩集  作者: 勒枢薇朧
8/10

宵闇に咲いた一輪の花

それは、まるで私の心のようだ。儚くも美しい、泡沫の夢。

偶然の出会いが、運命を紡ぎ、心の奥底に灯をともす。

しかし、その灯火は、いつ消えてしまうかわからない、儚いもの。


触れれば消えそうな温もりを抱き、言葉にすれば壊れそうな想いを詩に託す。

それは、まるで、硝子細工のように繊細で、壊れやすい。

少しの衝撃で、粉々に砕け散ってしまうだろう。


朧月夜、焦がれる面影。

それは、遠い昔の記憶のように、曖昧で、掴みどころがない。

追いかければ追いかけるほど、遠ざかっていく。

まるで、蜃気楼のように、幻のように。


いつか想いは届くのか、泡沫のように消えるのか。

そんなものは、誰にもわからない。

ただ、今この瞬間を、精一杯生きるしかない。

たとえ、それが、儚い夢だとしても。


この世は、夢幻。

美しいものも、醜いものも、全ては、泡沫のように消えていく。

だからこそ、今この瞬間を、大切にしたい。

たとえ、それが、苦しい現実だとしても。


ああ、宵闇に咲いた一輪の花。

それは、私にとって、希望の光。

しかし、その光は、いつ消えてしまうかわからない。

だから、私は、詩を紡ぎ続ける。

たとえ、それが、無駄な抵抗だとしても。

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