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詩集  作者: 勒枢薇朧
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浮遊

ああ、青の中に羽が落ちた、か。

まるで、私の人生みたいだな。

どこへともなく漂い、誰にも必要とされない。

波は、気まぐれにそれを弄び、どこへともなく運んでいく。

私もそうだ。どこへ行くのか、何をするのか、そんなものはどうでもいい。

ただ、この退屈な世界から、早く消えてしまいたい。


光が揺れる水面を見ていると、自分が溶けてしまいそうだ。

ああ、私は、一体何をしているのだろう。

こんなにも美しい青の中で、私は、ただ死を待つだけなのか。


この世界は、私にとって苦痛でしかない。

美しいものを見れば見るほど、自分の醜さが際立つ。

私は、この世界に馴染めない。

だから、ただ、目を閉じ、この世界から逃げ出すしかない。

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