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詩集  作者: 勒枢薇朧
4/10

三月

三月の風は、まだ少し冷たい

冬の残り香を、そっと運んでくる

けれど、その冷たさの中に

微かな春の息吹を感じるのは

私だけだろうか


凍てついた大地の下では

新しい命が、静かに芽吹き始めている

それは、まるで

私の心の奥底に眠る

希望の光のようだ


三月の空は、まだ少し霞んでいる

冬の寒さが、まだ残っているからだろうか

けれど、その霞みの中に

柔らかな陽光を感じるのは

私だけだろうか


灰色の雲の隙間から

一筋の光が差し込む

それは、まるで

私の心の闇を、そっと照らす

希望の光のようだ


三月の夜は、まだ少し静かだ

冬の静けさが、まだ残っているからだろうか

けれど、その静けさの中に

微かな生命の息吹を感じるのは

私だけだろうか


夜空を見上げれば

星々が、静かに瞬いている

それは、まるで

私の心の孤独を、そっと慰める

希望の光のようだ


三月は、始まりの月

新しい季節の、始まり

それは、まるで

私の心の、新たな始まりのようだ

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