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詩集  作者: 勒枢薇朧
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瑠璃色の断片

挿絵(By みてみん)


夕暮れの海辺、一人砂浜に佇む。

波の音が、かつて君と聞いた笑い声と重なる。

あの時、瑠璃色の宝石箱のように輝いていた海は、今はただの記憶。

君はもういない。

残されたのは、私という抜け殻と、瑠璃色の断片だけ。


美しかった日々は、まるで儚い幻影。指の間から零れ落ちる砂のように、二度と取り戻せない。

心の奥底で鈍く輝く瑠璃色は、痛みを伴って記憶を呼び起こす。


ああ、君と見た海は、なぜあんなにも美しかったのだろう。

波の音が、君の面影が、胸を締め付ける。

孤独という名の深淵で、私はただ、瑠璃色の断片を拾い集める。

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