その恋を待たずに
雨上がりの街に
水溜まりの存在で
しばらくは
下を見ながら歩いてる
キミが愛した理由をひたすら
考えていた
「特に気にしなくていいよ」
キミは笑って言ったけど
あのときのキミは僕の気持ち
分かっていたんだね
たから、
どこかに置いたままにするのは
よくないよね
もっと僕が冷静でいればいいんだ
キミの気持ちに早く答えればいいんだ
ふたりのあいだに
新しい風が吹き込んでは
ときおり気まぐれな風に変わる
電話番号
キミの言葉を待たずに聞いた
『あとでかけるから・・』
見逃してはくれない恋の行方を
ただ見送るだけ
足りないことだらけで
キミには迷惑かけるけど
キミよりも先に
僕は好きでいたんだ
そのことだけ
たしかな存在として
ココロに映し出してみたら
前を向いて歩いていける
きっとね
いつも読んでいただき、ありがとうございます