ここまでのあらすじ
~第1章【出会い】編のあらすじ~
仲間を守った事により敵を倒し損ねた小柄の元Sランク冒険者サン・ベネット。
かたや仲間を見捨てて魔王を討伐した大柄の元Sランク冒険者ナツキ・リード。
正反対に見える2人の出会いから始まったストーリーは、4つの大陸を隔てるチーリン山脈に立つ小さな鍛冶小屋から始まった。
初めは互いに心の距離を感じていた2人だったが、洋館の魔者との戦いなどを経て少しずつ理解し合う仲に。気付けばサンはナツキへの特別な感情も抱き始めていた。
するとそのタイミングでナツキの作る刀の愛用者でもあるクローブ騎士団団長、アスロット・キッドマンとの再会が重なる。そしてアスロットの言葉にも背中を押され、なんとサンはナツキへプロポーズを行っていた。
どうやらサンは前世の日本人としての記憶が戻った事も相まって、ナツキに運命的なモノを感じていたのだ。
そしてナツキは紆余曲折ありながらも、サンのプロポーズを承諾。見事2人は婚約者同士へと進展した。
だがそんな幸せ真っ只中で出会ったのは、神話にしか出てこないとされていたクローブ王国の神の剣竜アテラ。
アテラは悪魔族と見られる"神衛の4傑"の1人に操られていたようで、たまたま1人になっていたサンを激戦の末に死のギリギリにまで追い詰める。
だが最後に何とか戦場に間に合ったナツキの圧倒的な戦闘力により、アテラと神衛の4傑の1人は撃破。見事サンとナツキが住む予定の街・カルマルを守り切ったのだった。
戦闘後にはカルマルの住民達がナツキに対して持っていた誤解も解け、いよいよ2人の新たな生活がスタートしていく…………。
第2章【ルーツ】編、スタートです。