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毒は毒で

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

お綺麗さだけで祓えって?

んな、まどろっこしい事する訳ねぇだろ。

毒には毒で潰すんだよ。完膚無きまで。


歩く修羅、飆靡様の回。

悪夢が続く、何か重たい物が背中にベッタリと張り付いて、段々と重量が増していくような……。俯せになったまま体が潰れて行く感触。胸が……肺が……潰れそう……。窒息しちゃう……。朦朧とした意識の中、黙って目を瞑る。もう慣れた。どうでも良い。何もかも。

諦めてその重みを受け入れた時だった、足音がした。カラン、コロン……と軽快な祭りで聞く下駄のような……。それは耳元近くまで聞こえると、聞こえなくなった。

次の瞬間、背中にへばり着いた重たい物がずるりと横に転がり落ちた。背中が軽くなった!! 今のうちに起き上がって逃げよう。そう思って駆け出そうとしたら、首根っこを掴まれる。それは逃走を拒む様に、進行方向とは逆にずるずると引き摺りにかかる。

「呪詛返しってーのは、楽でいいなぁ!! 馬鹿が馬鹿らしく馬鹿見んのがお笑い種で、本当に滑稽極まりねぇ!!」

聞き覚えのあるザラザラの声。気性の荒い、人を最高に馬鹿にした声で相手を詰る。慈悲などなく、あるのは修羅の音質。


「っと……。お前本当に好かれやすいな。好かれんなら、もっとマシなの勧めんぞ」

私を猫の子の様に扱った御仁、飆靡(かざみ)様は退屈そうに欠伸をして、その場で胡座をかく。立ちんぼを貫くと、物凄い不愉快そうな顔で『頭が高ぇ』と一言……。

黙って目の前で膝を着くと、チラリと横目で目配せした。視線の先には随分と小さくなった黒き生き物がせっせと逃げて行く様子だった。多分……私にベッタリと取り付いていたもの。

「何を……したんですか?」

「あ゛? 呪詛返し。今回は褒美として通常の五割増しで返してやった。精々苦しめ、雑輩」

鼻で笑う。取り憑いた者がどうなったかは考えないでおこう。暗い顔をしていると、飆靡様はギザ歯を晒して笑った。その時の瞳が忘れられない。瞳孔が縦に割れて、相手を食らう獣の目だった。あぁ……私とも、さっきの良くないものとも、この人は格が違うのだ。

「毒は毒で潰すんだよ。清い水じゃ何も救えねぇ」

物凄く穢れたものを、気性の荒らさで潰すよう、フグ毒を鳥兜で消すように。毒は毒で。綺麗さだけではきっと全てを報う事は出来ない。


オマケ

「おい駄賃」

「はした金で良いんですね」

「お前が差し出せるのなんざ、駄賃以外に何があんだよ。おら、早く」

「……何も無いですよ……。そんな都合良く持っているとは思わないで戴きたい。ちょっと!! 頬を抓らないで下さい」

「何時も言ってんだろ? 出すもんねェなら身売りしろって」

こうして、ケラケラと笑い声を浮かべてる時は子供見たいなんだけどな。さっきのは……少し……いや……かなり怖かった。

メンヘラちゃんの話と迷いました。

メンヘラちゃんなら、情緒不安定の時に酒煽る感じ。

ま、横から奪われましたけど。


キレたら容赦無さそう。塵さえ残さず滅ぼしそう。

キレた時のギラギラお目目が好きです。


飆靡様、基本格が違うので。

普通の出力50だとしたら、100とか150で放って来るので。

加減して下さいと言ったら、

『はぁ?加減してんじゃねーか』

と言いながら、加減出来てない感じ。


他の神様と折り合い悪いと良いなー。なー!!

名前出された途端、総じて顔を強ばらせて戴きたいなーと。

過去の事を思い出して。

ま、勿論例外もいらっしゃいますけど。

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