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勿体ない

作者: 大澤豊

ほんの少し生きただけだけど、生きている上である程度ハッタリとか、自意識過剰も必要なんじゃないか。

諦めることも必要だし、それで楽になることもある。でも、諦めたら本当にそこで全部、可能性を殺してしまう訳で、それはあまりに勿体ないじゃないか。夢を殺すこと、とてもドラマチックに言えば殺人じゃないか。

そんなことしたくないな。


そんな君の口癖を思い出したのは、僕が夢を叶えた時。僕は一度自分の夢を諦めかけた。夢を殺そうとした。でも、やめた。君のその、口癖のおかげで。

君に今すぐ報告しに行きたい。君に救われた僕の夢が、君が命の恩人だと叫ぶから。


小説家になった僕は、小説で君にお礼をする。

君が諦めそうになった時は、僕の小説が君を救う。必ず恩返しをしに行く。

その時まで、君も夢を殺さず頑張ってくれるかな。

きっと、大丈夫だよ。ハッタリも、自意識過剰も必要だと君が一番よく知ってるもの。

だから今、君にこの思いを綴っている。

君に生かされた僕の夢が、今度は君の夢を救うから。

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