魔王軍の進軍
メインは、もうちょい待ってくださいお願いします
「ねぇ、知ってる?最近行方不明者が増えてる理由。、、、それはね、貴女と同じく異世界転生してるから。貴女の体、いただくわね!」
そこで、私は目を覚ます。
「夢?」
なんだったんだ今の夢は、、、
「異世界転生?馬鹿じゃないの?そんなのあるわけが、、、」
あれ?さっきから声のトーンがおかしいような、、、というか、何で私川辺で寝転がってるんだっけ?ちゃんとベッドで寝てたよね?あれー?
「ま、まさかそんなわけないよね、、、」
川に近づく。そして、川に映っていたのは、、、
「だ、誰よこれ~!?」
私の姿が一変していた、、、というか、
「何で角生えてるのよ~」
黒髪ショートは変わらないのだが、その頭に日本の角が生えていた。更に服まで違っている。一言で言うなら、和服、、、着物だった。身長もかなり低い。もはや子供である。というか
「あ、ああ、、、私の唯一の自慢が、、、」
F→無、、、
「うえーん、こんなのないよ~」
すると、後ろから、足音がしてきた。振り返ると、私と同じような格好をした女性と男性がこちらに向かっていた。
「お、誕生したようだな」
「ええ」
え?誕生?
「よろしくな。お前は俺達の自慢の子供だ。ハッピーバースデイ」
「よろしく~誕生おめでとー。そうだ!この子の名前をつけないとね」
「そうだな、、、ミナとかはどうだ?」
「ミナ、、、良いわね。よろしくミナ」
「よ、よろしくお願いします?」
「、、、」「、、、」
え?何この沈黙、、、そして、
「喋ったー!?」「喋りやがったー!?」
あ、そうか私、今誕生したんだっけ、、、てか、誕生寸前のタマゴをこいつらはほっといたのか、、、私のタマゴの欠片であろう物を触る
「あれ?いくら竜族と言えど、誕生したばかりで喋れるのか?」
ん?竜族?確かに、言われてみればこの角竜っぽいな、、、
「ひょっとして、天才?」
「有り得るな。流石俺の子だ」
私を掴み、高い高いをしてくる。そして、そこから、私の新しい生活が始まったのだ、、、
種族:竜族
竜族は知能と魔力、力に優れている。上位モンスター。人間との関わりは深く、普通に街にいたりする。ただし、数が少なく、一部の街では崇められていたり、保護活動をしたりしているらしい、、、動物か!ちなみに、外見は角とオッドアイが特徴的
家:和風
和風の少し小さめの家
場所:王都から、南へ30キロのところにある小さな村の近くの森の真ん中
とまあ、こんな感じだ。ちなみに、成長するにつれ、ちゃんと自慢のものが戻ってきた。まだDだけど!※16歳現在
「さて、今日は何を獲物にしようかなー?」
私は今、昼食の獲物を探しているところだ。すると、ガサガサと、草が揺れる。現れたのは、巨大な熊だった。
「よし、あいつにきーめた!」
地面を蹴り、走り出す。すると、熊はこちらに気付き、突進してくる。
「はっ!」
風のマレ(魔法の源)を使い、強い風を吹かす。すると、熊は風で、ぶっ飛ぶ。そこに素早く、走りより、腹に、殴りを入れる。
「ぐおお!!、、、」
「ふぅ、捕獲完了っと」
そう言って、熊を片手で持ち上げる。勿論私の倍以上の大きさの熊など普通なら、持ち上がらないが、この体なら、大丈夫だ
「ん?」
いつもと、何か違う。森が騒がしい、、、
「何かいる?、、、どこだ、、、」
耳をすます。すると、ガサガサと、僅かに、草の音が聞こえる。
「南西方向、、、距離、、、三メートル!」
そう言った瞬間、黒い何かが飛び出してくる。
「エアロカッター!」
黒い奴にクリーンヒットし、そいつは倒れる。
「これは、、、影の使い?」
影の使いとは、上位の魔物が操るものだ。そいつがいるってことは、、、
「く、単独行動は良くないか、、、」
そう言って、獲物を放り投げて全力で家まで走る。投げた獲物に、影の使いが数匹飛びかかってきたのを、横目で見ながら全力で走る。そして、後ろから、気配がするので、まだ数匹、私を追っているのだろう。
「く、頭が、、、」
頭痛が私を襲った。上位の魔物の邪気に当てられたのだろうか、、、?だが、それほどの邪気を放つ奴はかなり危険だ。すると、目の前に、黒い人影が飛び出してくる。上位魔物のレグーだ。
「竜巻!」
左手を横に払うと、竜巻が出来、レグーを襲う。しかし、レグーはそれを軽々避けて、攻撃を仕掛けてくる。すると、
「鎌鼬」
鎌鼬が、飛んできて、レグーを襲う。
「父上!」
「ミナ、母さんを連れて逃げろ!」
「え?」
「分からないのか!魔王の進軍だ!」
魔王の進軍、、、?そんな、、、
「早く!ミナ!!」
「くっ、父上は!?」
「早く行け!」
どうやらここに残るらしい。
「なら、私も!」
「ちっ、転移!!」
「え?」
私の体が一瞬で家まで飛ばされる。
「そ、そんな、、、」
しかし、こうなってしまったら、父上の言う通り、母を連れて逃げるしかない。
「母さん!」
障子を開けて (庭に飛ばされたから)母を呼ぶ
「分かってるわ。さあ、逃げましょう」
とりあえず、家にある私の竜器を持ち、母と共に逃げる。すると、爆音がして、地面が揺れる。父上が戦っているのだ。
「くっ、父上、、、」
無事でありますようにと祈る。平和な日常はいつかは終わるのだ。この世界は、、、それを噛み締めたのは、転生してから16年経った時だった。そして、私は冒険者を目指すことになる。
短いな/(^o^)\竜族って良いよね。私好き