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第二話 中央 突破

復活を果たした渚の最初の戦い

「今、指揮をしている人物は?」

べクセルの手のひらに乗り、渚は尋ねた。

「由井さんです。リーダーを発見次第、屋上に連れて行くよう命令されました。」

「由井に連絡は取れるか?」

「無理ですね、由井さんの居場所も知らないもので」

「仕方ない、連れて行ってくれ!」

「了解」

渚を乗せたべクセルは上の階を目指し進む


その頃、東京タワー周辺

すでに軍が展開し、完璧と言って言い程の布陣である。その中に陸上戦艦「無頼」の姿があった

「将軍、お待ちしていました。」

仕官は一斉に一礼する。

「状況は?」

「はい、現在ナイトメア残存部隊は屋上から進入している模様、10分後に降下部隊が到着致します。そのため脱出ルートは地下ルート及び中央ルートのみ絞られます。ですが・・・」

「中央ルートには我々本隊が居る、と言う訳だな?」

「はい」

「よし、そのままの陣形を維持せよ!」

「はっ!」


「ここか?」

「はい」

渚はロフティに連れられ屋上に来ていた。

「こちらの輸送機の中にリーダー専用機が収納されています。」

渚はそのまま輸送機内を見渡す。一機の真紅の機体が存在した。

「これか?」

「はい」

「よし!」

渚は真紅の機体に乗り込み、起動させる。

「機体名「紅月」か・・・」

渚は操縦桿を強く握る。久しぶりの操縦で手が震えている。

「全機、聞こえるか?」


「何?ナイトメアが反撃しているだと?」

「はい、五代将軍」

「無頼」のブリッチでは動揺しはじめる者が現れた。

「落ち着け!まだ負けた訳ではない、このままの陣形を維持、私の「紫電」を用意させよ!」

「はっ!」


「B1はそこで待機、A1からA5は屋上に戻れ!」

「「了解」」

渚の指揮によってさっきまで劣勢だったナイトメアも次第に五分五分になって来ている。

「渚、やっぱりいたか」

蒼い機体が渚の紅月に接近する。渚は声で由井である事に気づいた。

「由井、お前の蒼月は大型ビームキャノンを装備してるよな?」

「お前の推測通りだ。俺の蒼月には大型ビームキャノンを搭載している。」

「中央ゲートに行け!敵本陣を突破する」

「分かった」

由井の蒼月は中央ゲート付近に向かった。

「ロフティの部隊はそのまま、C1はその道を塞げ!」

「体長!上空に敵増援が!」

「何!」

たしかにレーダーには50を超える数の機影が確認されている。

「ちっ!由井、チャージは?」

「あと10分」

「由井、紅月には可変機能が搭載されてるよな?」

「あぁ」

「分かった。感謝する。」

「おい!渚」

渚は紅月の操縦桿を引き、人型形態から戦闘機形態に変形する紅月

「面白いな、この機体」

紅月から一斉にミサイルが放たれた。

今回の機体説明

TU−I1K「紅月」

全長4、53m(B体型時)

名前の読みはこうづき

名前の通り赤い機体で接近戦に特化している。支援組織「ファントム」が開発した機体で世界初の変形機構が実現された機体。装甲がギリギリまで減らされている。人型のB体型と戦闘機型のF体型がある。

装備B体型時 プラズマサーベル、G・T・S(グラビィティ、ツイン、ソード)F体型時 多目的ミサイル、小型ビームライフル

TU−I1S「蒼月」

全長4、7m(B体型時)

名前の読みはそうつき

蒼い機体、紅月の兄弟機でこちらは射撃戦に特化している。後部のフライトユニットに大型ビームキャノンが搭載されている。

装備B体型時(F体型時も同様) ビームサブマシンガン、小型ビームガン、大型ビームキャノン


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