かわいそうな邪竜
此処が精霊の森・・・・・・・・・
精霊は?何処に?
狼の村に行って聞いてみよう。
〜狼の村で〜
「村長。精霊の森に行ったんですけれども、何かあったんですか?」
「…………………この前、邪竜が精霊の森を襲った。その後、行ってみたら、殆どいなくなってしまった……邪竜は、「天龍を連れた少年?と勝負したい」と言っていた」
俺?何で俺なの?
(天龍、邪竜って何処に居るの?)
(邪竜は、帝国に居る。何かあったのか?)
(邪竜が、精霊の森を襲った)
(彼奴が?彼奴は、精霊を襲ったことはなかった筈なのだが……そういえば、この前、クレアニア王国滅亡の時、邪竜の気配を感じたぞ。その気配を感じた奴は、恵斗って奴だったような)
(彼奴が?)
(ああ)
(追うぞ)
(わかった)
俺は急いで、天龍に乗り、恵斗を追った。
〜邪竜〜
そろそろ気づいたらどうだろう?
こいつは、俺が邪竜だということを気づいていないようだ。所詮こいつはクズだ。
内心、彼奴と契約しようと思っている。
契約?今、飛竜を乗っ取っている。
契約は飛竜が、していることになっているから大丈夫な訳だ。
〜神龍〜
あの少年が、最高神様が、間違えて殺してしまって、チート能力を貰って、第二の人生を楽しんでいる奴か。そろそろあの少年と邪竜の勝負が始まる。危険だったら、助けに行こうか。精霊は今、私の所に避難している。
あの少年には、悪いことしたかな?
〜俺〜
俺は今、恵斗を見つけ追っている。
ん?何か聞こえる。
(助けてくれ。邪竜に、体を…乗…れてい………(やっときてくれたか。勝負しないか?天龍を従えている実力、実に興味が湧いた。私との勝負に、勝ったら、契約してやるし、精霊の森も戻し、飛竜の体も返してやろう。明日の4時、北の大陸で待っている)頼んだ……光……輝………)
(天龍、今から北の大陸に、向かってくれ)
(わかっている。飛竜の体乗っ取るまでするか)
〜北の大陸にて〜
「来たか」
「ああ、約束通り来たぜ」
「勝負しようか」
「そうだな ドカ って危ね〜」
『ブラックホール』
「逝ってらっしゃい」
「待てちょ「嫌だ」……」
『超新星爆発』
「……や、やめろ〜流石に邪竜なのに、活躍出来なくて、逝くのは」
「大丈夫。後で蘇生して殺るからさ〜」
「それって、逝くの確定じゃ?」
「しぶといな〜『ビックbー『アイスワールド』逝っけー」
(邪竜が惨めに見えてきた)
(同情してくれるか。天龍)
(流石にな。でも、彼奴に喧嘩売ったお前が"悪い")
(無念)
「死体♪死体♪亜空間へっとそして、」
『転移』
「蘇生♪蘇生♪」
〜神龍〜
うわぁかわいそうな邪竜。
邪竜なのに、かわいそうに見えてきた。
というか、あの少年、楽しんでいるし!?
怖ぇ。
〜天龍〜
よかった〜光輝怒らさなくて。
怖ェ
邪竜を怖がらすとか・・・・・




