狼の村へ
「サーリナ国の何処かな?」
「狼の村」
「君って人間?それと、俺はサーリナ国の精霊の森に用事があるから、途中までついてくるか?」
「僕、人じゃない。獣人。ついてくる」
「わかった。じゃあ行こうか。狼の村は、精霊の森の近くにあるしね」
因みに、此処は旧クレアニア王国領だ。此処から精霊の森まで5日程だ。精霊の森まで後、60kmぐらいだ。時速4kmで、一日3時間歩くとしている。それか、分速3kmで、18分飛ぶか。分速3kmにして行くか。追ってが、来られると、面倒だしな。
(天龍頼む)
(わかりました。それと、後方から飛竜に乗った人が、帝国領に向けて飛んでいる模様です)
「君、乗って」
俺たちは、狼の村に向かったのだが、帝国領に行こうとしていたやつに見つかった。
なので、俺は『吹雪』で追い払った。
追い払っているうちに、狼の村に着いたようだ。俺たちは天龍から降り、村長の家かと思われる家に、行った。
「すいません」
「誰じゃ?って英雄様じゃないですか」
「あの、この子を旧クレアニア王国領で保護したんですが」
「この子とな?」
「はい」
「どれどれ。あ、確かこの子は、数年前に、奴隷商人に、攫われた子じゃ」
「俺はようが終わったので、戻ります」
戻るといっても、精霊の森に行くんだけどな。




