奴隷とⅠ
俺はようやく旅に出た。ギルド抜けちゃたしな〜まあサーリナ国にでも行くか。
ん?何かあっちで子供が、大人に傷められている。子供は奴隷で、大人は奴隷商人か?
「おい、ガキ泣くな煩い」
奴隷商人が、子供の奴隷を殴った。
うわぁ痛そうあれ、結構本気で殴られたんじゃねぇの?かわいそう。助けるか?
「こいつ売っても、主人の言うことを聞かず、反抗するからいつまでたっても売れないんだよな〜もう実験台用として売るか?」
実験台か。それはかわいそうだな。
よし助けるか。『絶対零度』
奴隷は…いたいた。鍵は…ない。
なら『かの物よ朽ち果てろ』
奴隷の首輪は綺麗にとれた。怪我も治すとしよう。
『キュアー』
傷も治したし、こいつ汚いから、洗うか。
『ウォシュ』
綺麗にしたし、後は、目覚めるのを待とう。
「ここは?お前は誰?」
「俺は光輝だ。此処は、サーリナ国とエクセイド王国の国境辺りだ」
「怖い人たちは?」
「あいつらなら死んだ。ちなみに、名前と歳は?」
「名前は、ない。歳もわからない」
「何で奴隷になったの?」
「僕が、外 遊んでいたとき、いきなり、襲われて、気づいたら、檻の中」
「そうか。悪い。嫌な記憶を思い出させてしまった。後、君は奴隷じゃなくなった。首輪はないだろ?」
「別にいい。首輪、なくなっている」
「僕、家、帰りたい」
「何処に住んでいたのか?」
「確か、サーリナ国と思う」




