無理です逆バリアーさまのオーボエファイター木村
たいとるこーる!
オーボエファイター木村を討伐したいう○こ星人
くそう、オーボエファイター木村って一体何者なんだ?
上官の寝ぐそ糞隊長にオーボエファイター木村を討伐するように命じられた。でもそんなやつ本当に存在するのか?
オーボエとファイターがどう考えても繋がらないぞ?
というかこの任務に失敗したら俺が殺されるらしい、うん頑張ろう。
とりあえず情報が必要だ。隊長によるとオーボエファイター木村はこの地域の女子高生に人気らしいので、女子高生がたくさん集まるカフェに来てみた。
「オーーー!!」
「ぎゃーーー、変態ーーー!!」
って絶対あれやん!
女子高生のスカートに向けてオーボエを吹き、スカートを捲りパンツを見ようとしている変態男を発見した。あれはさすがに許せない。あっピンクだ……、ごめんちょっと許す。
「うわぁーーーん! お気にのパンツ見られたーーー!!」
いややっぱ女の子を泣かすやつは許せねえ!!
「おい! オーボエファイター木村! お前には死んでもらう」
「は? 俺はオーボエ奏者Kitaraだぞ?」
「は? オーボエ奏者Kitara……?」
「そうだ」
「ほな違うかーー」
オーボエファイター木村以外を討伐してはいけない。そういう決まりがあるのでここは見逃すしかないようだ。しょうがないか……
いやーー、まさか偽物だとは、本物は一体どこにいるのだろうか? カフェでう○こをばら蒔いたから女子高生に嫌われてしまい聞けなかったが、燃えて炭になったオーボエファイヤー木村に教えてもらった。
確かこのへんに……
「おい止まれう○こ星人! ここの路地を通りたくばオーボエファイターである俺を倒してからにしろ!」
「キターーーン!!」
オーボエを構え、鉢巻きを頭に巻いている。そしてオーボエファイターと名乗った。こいつ絶対オーボエファイター木村やないか、こいつ以外にオーボエファイターはいないやろうし本気出そう。
「【桜花爛漫】」
桜の花びら形のう○こを大量に発射した。今現在では俺にしかできない大技だ。
「くっ、くそっ、なんて威力だ……」
オーボエファイターを撃破した。あとはトドメを刺すだけだ。
「一応聞いておく、お前の名前は?」
「俺の名前はオーボエファイター北村だ……」
「……」
くそっ、オーボエファイター北村かよ、ややこしっ、なんでこの世にオーボエファイターという変な職業が二人以上いるんだ。そんなことよりこいつを殺してはいけないじゃないか、とりあえずヒールう○こを掛けてやろう。
「俺を仲間にしてほしいっす!」
で、なんかオーボエファイター北村が仲間になったわけだが、こいつによると木村地区に木村さんがたくさん住んでいるようなのでそこへ向かうことにした。
いるかーー? オーボエファイター木村
木村地区へやってきた。上下左右に木村さんが存在する。そんな感じの変なところだ。一刻もはやくここから出ないと俺まで木村になりそうだ。まあう○こ星人だから大丈夫だけど。
「先輩あいつはどうっすか?」
北村が指さしたのは薬を大量に飲む木村だ。うーん
「オーバードーズ木村やなーー」
「じゃああいつはどうっすか?」
オムライスにケチャップとマヨネーズを交互に掛けている木村だ。うーん
「オーロラソース木村やなーー、せめてもうちょいファイターっぽいのおらん?」
「いたっす! ファイターぽいのが」
「ホンマか!?」
北村が指さしたのはオーバーオールを身につけたファイターがオークファイターと戦っているところだ。
2人とも絶妙に惜しい、オーバーオールファイター木村とオークファイター木村やんけーー、くそう、オーボエファイター木村がいねえ。
そのとき、隣にいた北村が揺れた。
「おい大丈夫か北村!?」
「くっ、先輩……俺……木村になっちゃったっす……俺がオーボエファイター木村っす……」
「なんてことだ……」
北村がオーボエファイター木村になってしまった。
「くっ……俺を殺すっす……任務を達成しないと先輩が死ぬんっすよね?」
「そうだ、桜花……くそっ!! 俺には出来ない!」
せっかく仲間になってくれた北村、じゃなくて木村を殺すことなんでできない。だが殺さないと俺が生き残ることができない。一体どうすればいいんだ……
「先輩、逃げるっす、二人で」
「でも……」
「そうしないと生き残れないっすよ!」
「プルルルル~」
嘘やろ、こんなタイミングに隊長から電話が、とりあえず出てみよう。
「もしもーし」
「どうだ? オーボエファイター北村は無事討伐できたか?」
俺はオーボエファイター元北村を見た。どうやら俺が北村を木村と聞き間違えていたらしい。そして現在この世界にオーボエファイター北村は存在しない、ということは
「討伐しました!」
「おう、そうか、ならばやつの首を持って帰ってくるんだぞ」
「了解しました……」
俺は討伐対象を仲間にしていたらしい、だが今のこいつはもう木村だ。だがしかし、首を持って帰らないといけないのか……難題だ……
「先輩、どうしたっすか?」
「実は──、だから一緒に逃げよう!」
俺は元北村に真実を伝えた。そして逃げる決意をした、俺がう○こ星人である限りなんとか逃げられるはずだ。
「逃げないっす」
「へ? 逃げなかったら死ぬぞ?」
「だから首があればいいんすよね?」
元北村はオーボエを取り出した。それでなにをする気なんだ!?
「オーーー!! ぴょこんっ」
「!?」
地面から元北村の首が生えてきた。え……、なにその能力、俺もしかして先手じゃなかったら普通に死んでたくね?
「先輩、これを収穫するっす、これで任務完了できるっすよね?」
「お、おう……、ありがとう元北村」
「当然っすよ、じゃあ納品するっす!」
──3年後──
「なんやねん今回、スイーツ馬糞中村ってなんなん!?」
「とりあえず中村地区に行くっすよ、よくわからないっすけど討伐するっす」
「まあそうやな、行くぜ相棒!」
「はいっす相棒!」
なんかいい話になっちゃった。
北村が女子高生に人気な理由
毎年近くの高校の吹奏楽部でオーボエ教えてるから。
北村が討伐されそうになった理由
寝ぐそ糞隊長が北村にカツアゲされたから。
2,452文字
なんだこの世界面白すぎ(*´艸`*)
ターゲットに感情移入してしまったらいい話になっちゃいますねꉂꉂ(*´∇`*)ケラケラ




