ぽっち先生/監修俺さまのたこやき
タイトル:俺は『たこやき』イカ焼きはようせん。
参加者:ぽっち先生/監修俺
コメント:いや~、ネタさえ思いつければ結構書けるもんなんですね。
本文:
ここは日本海に面した地方都市『ここみん町』。この町では朝8時に突然朝市が開催される事がある。
その朝市の名称は『朝イチ』。そう、なんの捻りもない名称だが『イチ』という部分は『市』ではなく絶対『イチ』と明記しなければならないという変なこだわりを持ったイベントである。
因みに主催者はこの町の大地主『神輿 恋菜 (みこし こいな)』を陰から操る『ココナツ様』だ。
そして今日も午前8時に突然朝市の開催が告示された。その発表に近隣の農家や漁師たちは、朝一で採れた自慢の野菜や魚介類を持って会場に集まってくる。
いや、中には自作の詩やイラスト、はたまた同人誌を持ち込んでくる学生やサラリーマンもいる。そう、この朝市に出店するモノには制限がないのだ。
なので時にはクロスバイクや古着を持ち込む者もいた。因みにそのクロスバイクは33万円もの値札が付けられてた。
でもそのクロスバイクの市場価格は7万円くらいらしい。なので当然ながら売れなかった・・。
でも古着に関しては、パンツだけは好事家が3万円で購入したらしい。うむ、どこにでも変態はいるのだな。
そんななんでもありの『朝イチ』であるが、メインとなる売り物はやはり食材だ。そしてそんな食材コーナーの一角に今回初めて店を構えたおっさんがいた。
そのおっさんは店の前を通る買い物客に向かって次のような呼び込みをしていた。
「はいはい、ちょっと寄っていってっ!美味いよ、おいしいよっ!ただ、わしゃタコやき、イカ焼きはようせん。じゃけんど、タイヤキはこじゃんとうまいき食べてみいやっ!」
いや、おっさんよ。この朝市ではたこ焼きは平仮名で『たこやき』としなければならないと言うルールがあるのを知らんのか?
これだから新人は駄目なんだよな。企画概要を全然読まずに参加してくるんだから。
と言うか、このおっさん。売り物は『たこやき』じゃなくて『タイヤキ』じゃんっ!紛らわしいぞっ!
しかもそのタイヤキのタネは市販の『ホットケーキミックス』じゃんっ!更に金型を使わずに鉄板の上で直にタイヤキの形を描いて作っているよっ!ある意味器用だなっ!でも効率は悪そうだぞっ!
因みにおっさんが口にした『わしゃタコやき』という言葉は標準語に約すと『私は馬鹿だから』という意味だ。
まぁ、多分謙遜の意味でそう言っているのだろう。また語尾が『やき』となっているところから、このおっさんは生まれ育ちは土佐と推測される。
そう、『~やき』という言い回しは土佐弁なのだ。但し高知県内でも、西部(幡多地域)では「~やけん」となる場合が多いそうです。
また、何故『タコ』という言葉が『馬鹿』という罵倒の意味を持つかと言うと、これには諸説あるらしいがグーグル先生曰く。
江戸時代の武士間における身分闘争に由来し、将軍にお目見え出来る身分の旗本が、身分区分上お目見え出来ない御家人に対してお目見え「以下」→「イカ」と蔑んだのだが、それに対し御家人の子供が「タコ」と言い返した喧嘩が起源である。との事だった。
うん、さすがは子供だ。言葉遊びが上手だな。
まっ、そんなうんちくはどうでもいいのだが、やはり様々な食べ物が売られている朝市は見ているだけでも楽しい。
いや、焼きたてを食べればもっと楽しいから横浜の中華街などでも食べ歩きが流行ったのだろう。ただ、ゴミなどをちゃんと持ち帰るマナーが定着していないのが問題なんだろうな。
で、先ほどのおっちゃんには悪いが『タイヤキ』は別にここでなくても買えるので別の露天を見てみよう。
すると別におっちゃんに対抗している訳ではないのだろうが、数件先に『たこやき』屋が店を出していた。
でもその店が流している呼び込みソングは子門真人が歌いミリオンセラーとなった『およげ!たいやきくん』だった・・。
いや、よく聴くと歌っていたのは店主らしい女の子で、多分自身がカラオケで歌ったものを録音して流しているのだろう。
ただ歌詞中の『タイヤキ』部分は『たこやき』に変えらたれていたのだが、それって著作権的にどうなんだろう?
そしてその女の子も店の前を通る買い物客に向かって次のような呼び込みをしていた。
「はいはい、ウチのたこやきはばりうまかよ~。でも、ウチはタコやけん、イカ焼きはようつぁ~らん。ばってん、たこやきはばりうまいけん食べてみり~っ!」
成る程、この子は多分博多出身なんだな。ならば探せば山形辺りの店主もいるかも知れない。
で、探したら本当にあったよ。しかもその店はおちゃけを売っていたよっ!品名は『マッサラン』だったよっ!
うん、多分NHKの朝ドラである『マッサン』←ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝が妻ジェシー・リタ・タケツルと一緒に日本における本格的ウィスキー造りの為に奮闘した実話を下敷きにしたお話。
と、スコットランドの高級ウイスキーである『マッカラン』をもじったのだろうけど、安直だ・・。
と言うか、売っているおちゃけは日本酒じゃねぇかっ!しかもドブロクだよ、密造酒だよ!
うん、国税局、またはJARO(公益社団法人日本広告審査機構)にチクったら一発だな。
まっ、このように色々なものが売られているのが日本海に面した地方都市『ここみん町』で不定期に朝8時に突然開催される朝市、名称『朝イチ』の風景だ。
因みに現在までの集客数は6千PVを越えている。ははは、みかじめ料としてチアーズを設定していれば500円くらいにはなったのにね。
まっ、主催者はこの町の大地主『神輿 恋菜 (みこし こいな)』を陰から操る『ココナツ様』だからな。
ミルクと飼い主以外にはあまり興味がないのだろう。
と言う事で、私のリポートは終わります。うん、オークのパリパリ焼きのお店を見つけたからこれから食べるぜっ!
-お後がよろしいようで。-
2,402文字!
ホンマこのpvが自分の作品だったらなーと思っておりますm(_ _)m
色々ネタを盛り込んでいただき、ありがとうございました。ちなみに従姉妹が高知市に住んでいるのですが、中村市に住んでる親戚のおじさんと言葉が違う(「〜やき」と「〜じゃけん」)理由がわかり……ってあれ? おじさん、「〜やけん」とは言わないよ?




