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無謀! 瞬発力企画2 会場  作者: しいな ここみ
第三回目 『たこやき』
58/106

大野 錦さまのたこやき

 コードネーム「たこやき」。

 それが世界的に活躍する超A級スナイパー。


 なぜ彼が「たこやき」と呼ばれるのか?

 その一流の暗殺術を見てみよう……。



C:。ミ C:。ミ C:。ミ C:。ミ



「ボカッ!」


 ある男が「たこやき」に殴られる。

 この「たこやき」に暗殺を依頼した人物だが、待ち合わせ場所で、うっかり「たこやき」の背後に立ったからだ。


「俺の後ろに立つな。俺は後ろに立つ者は、誰であろうと反射的に殴る」


 「たこやき」は依頼者に言い、依頼者はよろけながら立ち上がる。


「用件を聞こう」


「……こ、この男を始末してほしい」


 依頼者は「たこやき」にターゲットの写真と情報を渡す。

 ターゲットはとある麻薬シンジケートの首領。


「俺のスイス銀行に入金が確認され次第、行動しよう」


 「たこやき」はそう言葉を残して、依頼者との待ち合わせ場所を後にした。



C:。ミ C:。ミ C:。ミ C:。ミ



「アッー!」


 「たこやき」は仕事前に男娼で男を買い、一夜を共にする。

 

 「なぜ男なんだ!?」との質問は受け付けない。


 事前に口座への入金を確認していた「たこやき」は男娼を後にして、ターゲットの首領がいる目的地へ赴く。


 そこは首領のいくつかある別荘だった。


 「たこやき」はその別荘から約1キロ離れた場所でボルトアクションライフルを構える。

 スコープでターゲットを捉えるが、まだ狙撃はしない。

 ターゲットが大口を開ける瞬間を狙っているのだ。


 ターゲットの首領が何やら会話を始めている。

 相手がターゲットの家族か側近かはどうでもいい。

 ターゲットが大口を開けているときになって、初めて「たこやき」は行動を起こす。


「今だ!」


 「たこやき」はボルトを操作し、なんと蛸の切り身を六切れ、装填する!


「ドシュッ! ドシュッ! ドシュッ! ドシュッ! ドシュッ! ドシュッ!」


 立て続けに6発を撃つ。


 蛸の切り身は、銃身内の螺旋状の溝から流れ出る小麦粉を主とした生地をまとい、この内部の螺旋で瞬時に焼き上げられ、射出と同時に内部から押し出される。


 銃口から出たものは、まさに「たこやき」そのものの姿。


 このたこやき弾6発がターゲットの首領の口に次々に放り込まれた!


「むごご……!」


 ドシン!


 首領はアツアツのたこやき6つを突如口内に入れられ、苦しみ倒れると窒息死。

 それをスコープで確認した「たこやき」は呟く。


「ソースは甘口でな」



 了

かっこいい……ゴ◯ゴ……


でも弾が届くまでに口閉じられそう……


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― 新着の感想 ―
俺は後ろに立つ者は~殴る > それ、超至近距離じゃん。気づかない間にめっちゃ近づかれてる~(・_・;)
 「なぜ男なんだ!?」ってコレ、「たこやき」が女性だったらカッコイイですね。ʕ•ᴥ•ʔ˚✧₊⁎⁺˳✧༚
メイドのさいとうさあ〜ん! ここにパク‥‥‥オマージュがありますよぉ〜! (^o^)
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