無理です逆バリアーさまのたこやき
たいとるこーる!
たこ焼き屋さんのバイトの面接に来たう○こ星人
たこやき、と書いてある屋台を発見した。あそこが面接会場らしい、さてと、深呼吸深呼吸。
「ぐーー、へーー、ぐーー、へーー」
くそっ、緊張でうまく呼吸が出来ない、あのすっごい可愛い店主の天使とちゃんと話せるか不安だなーー、でも行かないと、面接開始時刻は10秒後だ。
10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、0
「う○こんにちわ!」
「1秒遅刻や!」
「うぎゃーーー!! あっつ! あっつ!」
「おもろっ」
店主の天使にアツアツたこ焼き攻撃を食らわされた。ほっぺたが燃え上がるような痛みに襲われた……痛い……でもこれ天使さんにされてるから逆に気持ちいい。
「それじゃあ気を取り直して面接始めるわ」
「よろしくお願いしまっシュ!」
「噛むなや! とりあえず履歴書出せい!」
「はいどうぞ」
俺はかばんの中から書類を出す。そしてその中の履歴書を天使に渡す。写真貼ってあるからこれやな。
「はいはい、婚姻届ね、ここに名前書いたらいい感じ?」
「すいません間違えました! こちらです」
「間違い!? まあいいけど……」
間違えて婚姻届を出してしまった。なんか結婚してくれそうだったが、さすがにちょっと…… ガッツリ俺の好みやけど、まあバイトの面接をしに来たから今は関係ない。
というかいつでも結婚できるように婚姻届を持っているけど、他の書類と間違えないようにしないといけないな。
「はいはい、離婚届ね……、え……」
「間違えました!」
「ふぅーー、よかった」
なんで安心してんだこの天使? 婚活じゃなくてバイトやぞ?
「はいはい、う○公立大学を卒業、そこから冒険者になるも先週SSSランクティーパーティーを追放され無職にね、ふ~んなかなかいいやん」
くそう、履歴書読み上げ系かよ、ただでさえ俺が叫んで人が集まってるというのに、それはないよ天使さん。っていいの? ティーパーティー追放されたけど大丈夫なん?
「それで志望理由は?」
「体脂肪は0%です」
「それは聞いてない、なんでたこ焼のバイトを受けたん?」
「体脂肪0%だからです」
「まあすごいけどちゃんと答えろ!」
「だから体脂肪0%だからです!」
なんでだ!? 面接練習のときはこれでいけたじゃないか! いやもしや、こっちは就職の面接練習のやつだったかもしれない。どうやら間違えたようだ。
「まあいいや、それでこの空白期間はなにしてたん?」
「ポ○モンマスター目指してました、なので丸いものの扱いには慣れてます!」
「おう……」
なんでだーーー!? なんで引かれるんだーーー!? 面接練習のときはすっごいウケタのに! 友達の鼻くそにウケタのに!
「と、とりあえずいいか、じゃあ早速実戦してもらうな」
「採用ですか?」
「まあ結婚する相手としては採用するけど、それとは別でバイトの試験や、たこ焼きを回せなかったらそもそも仕事できへんからな、ほれ」
俺は業務用たこ焼き器の前に立たされ串を渡された。結構暑いな、う○こと汗が滝のように流れてくる。ってかこんなの状況で回せって、おかしい……
しかし回せなければ仕事ができない、次の税金を滞納したら奴隷落ちだから絶対にここで決めないといけない。もう時間がない!
「今だ! 回せっ!」
「おりゃ!!」
俺はたこに串を突き刺した。そして──
「【高速スピン】」
俺は高速回転する、ポ○モンマスターを目指してた俺にはこんなことも出来るんだ(ポ○モン側)
「うぎゃーーー!!」
高速スピンを終えた俺には天使がう○こまみれなのがわかる。やってしまった、頭のう○こを高温で熱しながら回転するとまわりにう○こが飛び散るんだった。そして頭のう○こがとけているので治しておく。
「【自己再生】」
よし、これでオーケーだ。
「回せました!」
串に刺さった真ん丸なたこ焼きはう○こフォンデュされている。真ん丸だからなかなか上出来ではないだろうか、う○こ付いてるけど。
「うーん、婚姻届書いて帰れーーー!!」
「うぎゃーーー!!」
──1ヶ月後──
「行けう○こ星人! 敵の天使にしたでなめるだ」
俺は奴隷落ちし、人に使役されている。でも主人が悪い人じゃなくてよかった。一方衛生基準法を破ったたこ焼屋さんの天使も奴隷落ちしたようだ、主人が死んで野生になったようやけど。
「ベロンベロン~」
「最高ーーー!!」
俺の主人は変態です、なんかすいません天使さん……
って何言ってんのこの天使?
「久しぶりう○こ星人、大好き結婚して!」
もしかして甘い言葉攻撃? って効いてる、無茶苦茶効いてるよそれ! 俺も天使さん大好き!!
「う○こ星人! 羽交い締め!」
「羽交い締め?」
「とにかくやれ!」
俺は仕方なく天使に羽交い締めをする、いやこれからどうしろと?
「う○こ星人、もしかして主人の言うことしか聞けないの?」
「そりゃそうよ、それよりご主人! 次は?」
「う○こ星人! 天使の首を締めろ!」
「次なんかさせん! う○こ星人ごめん!」
天使さんは頭の上に浮いてた輪っかをご主人へ向け高速で飛ばした。だが俺は天使の首を締める命令をされていたのでご主人を守ることができなかった。
「ご主人ーーー!!」
ご主人が死んで野生になったう○こ星人は天使と結ばれた。二人の間には頭の上にう○こが浮いてる珍しい天使が生まれたらしい。
珍しくイケメンう○こ星人でした。
そのたこやきいりませーん
天使惚れっぽすぎ♡




