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小桃 綾さまの青空
「おとうさん、いい天気だね!」
「……そうだな」
冬っぽくない青空。
春を思わせる陽気。
息子の表情も明るく、まるで空を映しているように晴々としている。
そんな風景の中、男の顔は曇り気味だ。
「昨日も一昨日も晴れか。そろそろ降ってくれないと本当にマズイ」
目の前に広がるのは畑。ひび割れた土とやせ細った白菜。
本来なら収穫で忙しい時期なのに、畑を歩いて収穫出来る白菜を見極める。
早く降ってくれ。でないと全滅だ。
晴れ渡る空。
我が家の家計には暗雲が立ち込めていた。
<後書き>
時事ネタです。
爽やかな晴れ続きも人によっては恨めしいものなのですね(•ᵕᴗᵕ•)⁾⁾
心の空模様と真逆な青空に恐怖を感じました((((;゜Д゜))))
お見事! (しいな)




