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無謀! 瞬発力企画2 会場  作者: しいな ここみ
第一回目 『青空』
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しいな ここみの青空

『青空』


 屋上のフェンスにもたれて、ぼくは青空を見上げていた。


 昨日、麻希まきとけんかをした。たった一言、「別にどうでもいいけど」と言っただけなのに、その一言が刃物みたいに鋭かったことを、家に帰ってから思い知った。


 空は、そんなこととは関係なく澄みきっている。

 雲ひとつない青空。あまりにまっすぐで、まぶしくて、逃げ場がない。


「……ごめん、言いすぎた」


 もちろん、空に謝っても仕方ない。けれど声に出さないと、自分の中の意地が溶けてくれなかった。


 ぎい、と鉄の扉が開く音がした。


「さぼり?」


 聞き慣れた声。振り向くと、当の彼女が立っていた。少しだけ目を赤くしている。

「青空だよ」と、ぼくは意味のないことを言った。

「見ればわかる」

 そっけない返事。でも、その声は昨日より柔らかい。


 しばらく並んで、同じ空を見上げる。青空は広くて、ぼくらの小さな意地なんて包み込んでしまいそうだった。


「昨日さ」

「昨日……」


 同時に口を開いて、同時に笑った。

 青空の下では、謝るタイミングさえ、きっとやさしくなる。


「ごめん」


 今度はきちんと、隣に向かって言えた。

 青空は何も言わない。ただ、どこまでも広がって、ぼくらのこれからを照らしていた。



暇時間がないので半分AIさんに手伝ってもらいました←卑怯者


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― 新着の感想 ―
仲直り(≧▽≦) これで曇り空なら喧嘩別れしてしてしまったかも知れない(・_・;)
でも、いい! 仲直りできてよかった。(^^) 大きな空を見てると、小さいことどうでもよくなったりしますよね。
 やっぱり最後に主催者が現れると締まりますね。
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