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無謀! 瞬発力企画2 会場  作者: しいな ここみ
第一回目 『青空』
20/180

秋桜星華さまの青空

たいとるでーす( ´ ▽ ` )ノ



「夜半の青空」


✧秋桜星華✧



窓を開けると、美しく澄んだ空が視界に広がった。手に持ったマグカップから、ココアの香りと蒸気がただよってくる。


一口含むと、途端に甘い味が空間に広がる。コクリと飲み込むとその全てが自分に吸収されるような気がした。


やはり眠れないときにはこれだ。ココアを沸かし、孤独に飲み干す。いつしかそれが私の習慣になっていた。


日々の疲れが吸い出されるような感覚とともに、私はほっと息を吐いた。吐いた息は白い雲となって青い空へ昇っていく。


……あぁ、空が綺麗だ。今日は一段と。


遠い昔、「貴方が好きです」を「月が綺麗ですね」と言い換えた作家がいたそうだ。だがこの空を見ながらだと、「空のように綺麗ですね」の方が共感できるように思える。


ベッドに備え付けられているテーブルにマグカップを置き、私は空を見上げた。天色の空気に映える白の雲が流れていく。


「寝るかー」


時計の針は重なり、上を向いている。明日も仕事だ。また満員電車に揉まれる日々の始まりなのだ。


ふと、部屋の隅にある本棚が目に入った。




『地球の自転と昼夜逆転』


『日光の反転が体内時計に及ぼす影響』


『暗い昼と明るい夜 どちらが仕事にふさわしい?』



……地球の自転が変化し、真っ暗な夜と日光の降り注ぐ夜が生まれて早3年。真夜中のような明るさで働く中で、当然のように孤独感が増していく。


今や世界には私だけのようだ。それでも構わないけれど。

こんな美しい空を、独り占めできるのなら。


明るい碧空に、似つかわしくない流星が尽きていく。



憂鬱な明日にそっと蓋をして、遮光カーテンを閉めた。




あとがき


ココアのシーンは水を飲みながら書きました(笑)

ココア飲みたい。

みんな昼夜逆転ざまぁ!www←


ココアよりビーフシチュー飲みたい……


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― 新着の感想 ―
自転を遅くしちゃったかぁ。 まっ、これはリアルでも実際に起こっている事だからね。但しスパンは億年単位です。 そう、昔は月との位置関係でもっと一日が短かったみたいなのです。 でも今は仮に自転が遅くなり…
なるほど、自転の狂った近未来。 そんな世界でも人間は電車に乗って毎日のようにあくせくと働いているんだなあ。 ココアはここ数年缶のしか飲んでないなあ。 ビーフシチューはイオンのヤツが手軽。
>しいなここみさま 感想ありがとうございます! あぁ、確かにもともと昼夜逆転してたら問題ないかっ! ビーフシチューはおいしいですよね。食べたい、私も。安く食べる方法は知らないです……orz >戯言…
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