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無謀! 瞬発力企画2 会場  作者: しいな ここみ
第五回目 『ひとつのおおきなかたまりといくつものちいさなかけら』
114/155

笹門 優さまのひとつのおおきな(略)

 そこは平和な場所だった。

 広い広い水の国。

 辺り一面水に覆われた水だけの国なのだ。


 彼等はそんな水の中を揺蕩う。

 ゆらゆら ゆらゆら と小さな波間を浮き沈みしていた。

 波、といってもそれは穏やかなものだ。 まるでハンモックに揺られるかの様に、小さく優しく揺れる。


 穏やかだ。

 何処までも長閑な小さな広い世界。


 だが、永遠に続くかの様な平穏は、あっさりと崩れ去ってしまうのだ。


 突然現れた巨大な赤い『何か』。

 それが国の中央に突き刺さったのだ。

 平穏だった水の国は、この『何か』の来襲により地獄絵図と化した。

 何故か『何か』は突き刺さり、持ち上がり、また突き刺さるのを繰り返すのだ。

 水の国を覆う大量の水は巨大な波と化す。 波は水の塊となり彼等を包み込むと、国の外へと放り出してしまったのだ。

 小さな飛沫となった水は彼等をその中から排出し、瞬く間に乾いてしまう。

 彼等は絶望するしかなかった。



  ★☆★☆★



「ぴっちぴっちちゃっぷちゃっぷらんらんらん~♪」


 畑の隅に出来た大きな水たまりで遊んでいるのは、赤い長靴を履いた小さな女の子だった。

 何度も何度も水たまりに足を下ろし、そこに生まれるのは無数の水飛沫。

 その小さな水の国に生まれた微生物の悲鳴など、彼女に聞こえる筈もない。

 親は畑で野良仕事。

 彼女は自由に遊ぶのだ。

 無数の微生物たちの悲鳴を尻目に。

何かの叙述トリックだとは思ったけど……


予想を遥かに超えたスケール!(*^^*)


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― 新着の感想 ―
>戯言士さま 柔軟、なんですかね? むしろワタシは水しか出て来なかったんですが(・_・;) >地湧金蓮さま 正しく!? なんて前向き! >斉藤寅蔵さま そうなんです。 災厄、災害、天変地異。 小さ…
 小さな生物からしたら人間の子どもなんて災害そのものですよねー
逆に考えるのです! この企画は、柔軟で多様な視点をもつための試練だと、前向きに考えるのです(笑)
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