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無謀! 瞬発力企画2 会場  作者: しいな ここみ
第五回目 『ひとつのおおきなかたまりといくつものちいさなかけら』
111/180

幻邏さまのひとつのおおきな(略)


 ここは、妖精さんが住む島。

 お空にぷかぷか浮いていて、島にはお星様の形をしたお花がゆらゆら揺れて、ハートの形をした木の実がなっていたり、綿菓子のような雲が浮いていたり。


挿絵(By みてみん)


 そんな島に住む妖精さんたちは、色や形が違っていても、みんなウサギのように長いお耳が生えている。

 お手伝い妖精として、誰かのお手伝いに向かう。


 ありがとうの気持ちを受け取る事が、何よりも嬉しい妖精さんたち。

 気が向いた時、誰かのお手伝いをしに、島の真ん中にある湖に飛び込んで、困っている人を助けに行く。そんな生物がここに暮らしている。



 その島の中にあるきのこ型のお家。


「でーきた!!」


 たまご型ボディにウサギの耳が生えた妖精『えっぐ』が小さな手を伸ばして、万歳のポーズをした。


「うん、ばっちりー!」


 ひょろんとしたピンク色ボディに、ウサギの耳が生えている『うふ』も、ニコニコ笑う。


「「プリン、できたよー!!」」


 うふとえっぐが振り返ると、全身銀色ボディの宇宙人然とした容姿の『プリン』がパッと顔を上げた。


「ありがとう! よし、一緒に行こう!」


 うふとえっぐが作ってくれた物を丁寧に包み、家の外に置いてある宇宙船へ載せる。

 うふとえっぐも一緒に宇宙船に乗り込み、出発した。



――遡ること、前日。


 プリンは、えっぐの家を訪ねた。


「えっぐ! うふ! お願いだ、作って欲しいものがある!」


 プリンは困っている。

 プリンは友達だし、困りごとの解決が生き甲斐の妖精である、うふとえっぐは内容も訊かずに快諾する。


「これを……作って欲しい。材料も手順もしっかり説明してくれる動画もある。が、不器用な私には、何ひとつ作れなかった……!!」


 自分で出来ないことは、他者の手を借りる。

 潔くそう決めているプリンは、友達を頼る。


「「わかったー!」」


 プリンが訪ねてきた時間は、日が沈むちょっと前。

 動画を見て、材料を確認して、出来そうなので、明日作ることを伝え、プリンはお泊まりしてもらった。


 そして、翌日である今日、プリンのお願いを叶えて、ありがとうの気持ちを受け取ったうふとえっぐは、心がポカポカ。

 ついてきて欲しいとも言われたので、一緒にプリンの目的地へ向かう。



「さ、ここだよ。事前に連絡してるから」


 そう言って、とあるお家を訪ねる。

 家の人に出迎えられ、プリンは家の主をテーブルにつかせる。


 そのうえに、おおきなかたまりが。


 プリンは自身が使っている移動用ポットを操作して、部屋中を飛び回る。


 部屋には、いくつものちいさなキラキラしたかけらが舞う。


「「「ハッピーバースデー ここみ!」」」


挿絵(By みてみん)


おおきなかたまりとキラキラのかけら!Σ(゜Д゜)


うふとえっぐ、どうもありがとう♡


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― 新着の感想 ―
わ~い、と喜ぶヒマはない。 早く食べてしまわないと白くて長いヤツが来る!?
.:✤*戯言士さま ありがとうございます( *ᴗˬᴗ)⁾⁾*✤:. ケーキの土台はクッキー生地なので、粉々にできますね! ここみちゃんの願いに応えるケーキになっとるようです笑♪₍₍ (ˊᗜˋ*و)…
 せっかくのケーキですが主催者さまは切り分けるよりも粉々にするのが趣味らしいです。(笑)
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