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麻生あきらさまの青空
青空は嫌い。
だってあいつが我が物顔で闊歩するから。
どんなに目を背けても眩しすぎるの。
あいつは世界の中心。
みんなを魅惑して、畏怖の念を抱かせるの。
「処置をすればいいのです。そうすれば気にならなくなります」
白い服を着た女が言った。
藁にも縋る思いだったわ。
私は女の言う通りに横たわり、受け入れた。
ああ、もうどんなに抜けるような青空でも怖くないわ。
あの女の言うとおりなら、あいつなんて眩しくないの。
解き放たれた私は一歩踏み出す。
なのに、どういう事なの?
今度はあいつに背を向けた奴らが、私の目に飛び込んで来たわ!
赤黒い凝り固まった血のような色。
結局私は何も変わらないのね。
太陽が姿を見せる限り。
日陰の存在なの。
だから嫌い。
青空なんて。
◇◇◇◇◇◇◇◇
先天性白内障の手術を受けた前後の話です。
(しいな)
私もあのじーさんから眼圧が高すぎると言われてるので他人事じゃない!




