表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

お気軽ショートショート

透明人間の後悔

──透明になったきっかけは?


「学生の頃、ある実験に巻き込まれまして。偶然の産物です。

最初は運命だと思いました。映画みたいに、世界を驚かせてやろうって」


──それが、どうして今は後悔を?


「おかしいと思ったんです。

透明なはずなのに、妙に目立つ。

街を歩けば振り返られ、電車に乗れば子どもに指を差される。

“そこに誰かいる”って──見えてるような反応をされるんです」


──何か原因に心当たりは?


「……ええ。あるには、あるんです。

だから、何もできなくなりました。普通に生活することさえも」


──それは?


「……若気の至りとは言え、後悔しています。

昔の自分に言ってやりたい。

『背中のタトゥーだけは、やめておけと……』」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ