1話 突然の死と転生
初めまして。ファンタジーが好きなので自分でも書いてみようかと思い書き始めました。拙い、分かりにくいかも知れません。めっちゃ不定期連載になるとおもいますが、よろしくお願いいたします。
酷い死に様だった
東京都心のオートロックマンションのエントランス前で男、吉永優也は刺し殺された。
とある有名企業の営業部から人事部に異動になって五年、それなりに成果をあげていたつもりだった。そんな彼が腹部を何度も刺され地面に倒れ伏していた。
「お前が、お前さえいなければこんなことをせずに済んだのに!!」
自身を刺した男が吠える。なにがお前さえいなければだ、と優也は苛立つ。
(そもそも会社の情報を外部に漏らして小遣い稼ぎをしていたのはお前だろ)
男は自身の勤める会社の内部情報や顧客の状況などを反社会的勢力に漏らし金を得ていた。その情報を優也に捕まれクビにされた。その後警察に捕まるかと思いきや逃亡。一週間経って自分を刺しに来た、というわけだ。
(ふざけるのも大概にしろ。会社に大迷惑をかけてクビにされるのは当たり前だろ、逆恨みした挙げ句殺人とかバカか、こいつは)
男に怒りを向けるも体は動かず。腹からの出血が止まらない。どんどん意識が遠退く。
(もし次があるならこんな奴に殺されることのない人生を)
そんなことを思いながら、彼の目の前は真っ黒になった。
そして彼は目を覚ました。見たことのない天井を見る。ずいぶんと遠い。
(・・・?なんだこれは?自分は死んだのではないのか?)
見たことのない天井へ手を伸ばそうと両手を前に突き出す。しかし異常なまでに腕が短くなっていた。
(おい、まさか?)
彼は声を上げようとするも上手く発音が出来ずアー、ガーと口から音がでる。それに気付いた美人な女性が自分に顔を近づけた。
「まぁアレン、どおしたの?」
その女性が自身を抱き上げ鏡の前に立った。そこで気付いてしまった。見てしまった。自身が赤子になってしまっていることに。
(マジかよ・・・!?)
吉永優也は、アレン・ファーシスという赤子に転生した。
とりあえずこんな感じです。
お読み頂きありがとうございました