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伯爵令息転生女子  作者: くるみ
第2章
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13 帰路

ヒナタが、クロウとエド王子に連れていかれた次の日。

王都へ向けて帰ることになった。


昨晩のことは、私たち2人が入れ替わったら危険だと思っていた

エド王子が主体となって助けてくれたらしい。

風魔法で盗聴し、結界を壊し、鍵も単純だったので魔法で開けれたようだ。

学園の寮の鍵などは、そう簡単に開けられないようになっている。



そうだよね、心配してくれてたんだよね。

…でも、あのままどうにかなってもいいと思ってしまった自分もいたりする。

そう、私達の精神年齢は一応大人だけど、まだ14歳。

結婚する年齢が低い世界とはいえ、婚約者とはいえ、

まだそういうことをするには早い年齢だよね。

気をつけないと。

気をつけるというか、絶対にダメ。若すぎる!



雰囲気的には、そうなりたい段階なのかもしれない。

ヒナタの方は特に。

年齢を気にせずに、単純に恋人って思えば、

そういう段階に入ってしまうものなんだろう。



馬車の中で、ヒナタはずっと不機嫌そうにしていて、

誰も、ほとんど話すこともなかった。

この空気が辛いなと思った。



途中の町で、自由時間を取ることになった。


私はひとまずヒナタと一緒に行動することにした。


今までのレベッカとしての私は女子寮生活。

外出することもなく過ごしていて、お小遣いの心配などなかった。

ここに来るまでの経費も、

ヒナタとクロウとエド王子の3人でやり繰りしていた。


レベル上げの旅で、稼いでる分で余裕でやり繰りできるのだろう。

彼らはね。


学園にいる時は、レベッカ名義のお金で、

マーサがやり繰りしてくれていて、特に困らなかった。


つまり、私も、レベッカとして使えるお小遣いが欲しい。


ヒナタに相談してみた。

「必要ないよ。俺と一緒にいればいいから」

そう言われてしまった…

それが気まずいから言ってるんだけど。

はぁ。


自然と手を繋がれて、歩いた。


宝石店に入った。

アクセサリーが色々売っている。


「婚約者として、指輪をプレゼントしたいと思ってる。

いいかな?」


「いいの?」

「いいよ。それよりもっとプレゼント贈るべきだったと思う。

風子は俺の彼女だからね」


ドキッとした。

彼女だと言われたことがなかったから。

私の顔は赤くなっているだろうな。


「婚約者と彼女は違うんじゃないの?」

って言ったら、

「将来結婚するという約束をした彼女だからね」

平然と言われた。


結局、黒い石の付いた指輪を買ってもらい、

右手の薬指にはめた。

キュンとくるなぁ。

普通のカップルのようで、すごく嬉しかったんだけど…

「今度はどういう効果を付与させようかな…」

と、黒い笑みを浮かべてブツブツ言ってるヒナタが目に入って、ちょっと怖かった。



ーーーーーーーーー


王都に着いた。

王都の別邸に、ヒナタと一緒に滞在することもできる。

でもそれはやめて、私だけ女子寮に戻ることにした。

3人組と一緒は気まずいのだ。

ヒナタたち3人は別邸で過ごすらしい。



「ヒナタは実家に帰らなくていいの?」

聞いてみた。

「…ああ、うちはいいかな。また今度で」

何か事情があるのかな。

私がレベッカの身体を返さないと戻れないのかも。


「帰りたい時は言ってね」

と、言っておいたけど、

ちょっと気になるな。



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