エピローグ
「全員が300になるまでということにするか」
「350はあった方がいいでしょうね。
上に行くほどレベルも上がりにくくなる」
「そんな、全員均等に上げられますかね」
3人は話しながら森を進んでいた。
魔物が現れる。
クロウによって斬り伏せられた。
「鑑定」
「クロウは198。
エド様は180、俺は204。
次はエド様中心にやってみよう」
ヒナタは鑑定を使えるようになっていた。
光属性だ。
ヒナタが首にかけていた笛を取り出して吹いた。
すぐに魔物が数匹現れた。
エド王子が派手な火魔法で攻撃し、魔物は倒された。
ヒナタが水魔法で、燃えている木々を消火した。
「エド様、ここは森ですよ。
もうちょっと考えて攻撃してください。
土魔法で硬い小石や楔を作り出して急所を狙うとか。
氷魔法でもいいですが。
火魔法で燃やすと素材が取れないし、火事になったら危ないじゃないですか」
「すまん。土魔法は得意じゃないんだ。
数も多かったし…」
「今日は仕方ないですね。次までに特訓しておいてください。
あと、MPが減るので、剣も併用して…」
また魔物が現れた。
笛で呼び寄せられ、時間差で現れたようだ。
ヒナタがさっき言ったように、土魔法の楔で急所を狙って複数の魔物を倒す。
外した魔物は剣で薙ぎ払った。
「こうやるんです」
「さすがだな」
エド王子が言う。
クロウは、時々現れる魔物を剣で倒していく。
急所を的確に狙っている。
ーーーーーーーー
3人は、ある程度まで協力してレベル上げをすることになった。
ある日、ヒナタがコリンとして伯爵邸に行くと、
そこにエド王子がいた。
クロウの知り合いだと紹介されたが、
「エド王子、何をされてるんですか?」
ヒナタがそう言うと、クロウの方が驚いていた。
クロウは魔法が使えない。
森に魔物を狩りに行く時、いつも危険が伴う。
その時に出会って助けてくれたのがエド王子だったらしい。
エド王子も、別の身の危機を考えてか、
王子らしからぬ服装に身を包み、
偽名を使っていたそうだ。
ここにいる全員、レベル上げを狙っている。
その目的はレベッカだ。
レベッカに手出しするつもりならば、相当レベルを上げないといけない。
短期間で効率的にレベルを上げる為には…
ヒナタは考えた末に、この3人でパーティを組むことに決めた。
全員均等に強くなり、高レベルの魔物を狩れるパーティを作る。
高レベルの魔物が狩れれば、その分レベルが上がるのも早くなる。
そして、この2人と行動している間は、
2人が風子に手出しすることはない。
本当は自分だけレベルを上げた方がいいような気もするのだが…
「陛下の指示もあるしな…」
もちろん、最終的には解散することになるだろう。
レベル300か、350まで上げたら、
あとは個人でレベルを上げて、その後は個人で動く。
「個人で動くことになった時、風子が心変わりしていなければいいんだけど…」
心配が尽きないヒナタなのであった。
読んでいただき、ありがとうございました!
ここで一旦終わりですが、
完結とさせず、書きたいことができたら不定期に投稿していきたいと思います。




