入間川
入間川
釣り糸を垂らし なあんも考えないやうにしてゐると
あつといふ間に 時間が過ぎてしまふものだ
それでも 悲しいときには悲しくなり
怒つたときには怒つたり
笑いたいときには笑ろうたりと 何かと忙しい僕の顔である
そんなにいろいろ変わつたら
一体どれが本当のお前さんなんだと
入間川にも笑われてしまうのだぞ
詩:Tanaka-KOZO
子供の頃は、釣りでじっとしている事が出来なかったのに、今ではこんなにも自分には集中力があったのか!?と、驚くくらいじっとしていられる。
子供とは感受性が強いもので、「なんであんなことで悩むんだ?」と、今にして思えばどうでも良いことに、怒ったり、くよくよしたり、笑ったりしたものだ。
そんな当時の事を思い出して書いたのが、この詩なのです。