SKYED11 登場人物紹介
【シェザード・トレヴァンス】
バイレル・ベイン国立学園に通う少年。高等部一年で15才。ロデスティニア北部の小さな田舎町ビゼナルの出身。黄蘗色の短髪。灰色の瞳。痩せ型。機械いじりが得意。将来は遺跡の謎を解き明かす研究員になりたいと夢見ている。
【リオン】
謎の少女。
【エルシカ・ロード】
天文都市メドネアに暮らす15歳。色白で神経質な印象を受ける美男子。かつてはシェザードの文通相手だったが国家批判と陰謀論を手紙に書いて寄越すのでシェザードからやばい奴だと思われて暫く疎遠になっていた。空の大陸に関心があり、行く手段を日々考えている発明家。
【リッキー】
メドネア市民の機械整備士の女性。望遠と接眼を切り替えることが出来る安全帽一体型の眼鏡を常につけている。血の気が多く訛りが酷い。
【シュリ・ダニエラ】
用心棒として生計を立てる若きユグナ族。18歳。少女のように可憐な顔をしているが男。白髪で肌が雪のように白く、夏場でも厚手の防寒具を着ている。ユグナは高温多湿な地底深くで暮らす地底人である。華奢な見た目に反して怪力。
【ネイ・アリューシャン】
シュリの相棒。19歳。黒髪で健康的な肌の美女。かなり露出の高い恰好をしている。左目が義眼で顔の左半分に文字の刺青を入れている。
【ベンジャミン・オブゲン】
ロデスティニアの首都ベインファノスの郊外で勤務する官憲。巡査部長の59歳。てっぺん禿げ、低身長、肥満、分厚い唇で外見はお世辞にも良くないが人望があり部下からは好かれている。
【グレッグ・ハンマヘッド】
オブゲンの下に配属されたばかりの新米官憲。22歳。刈り込んだ短髪に逞しい肉体の体育会系。正義に燃える熱血漢。
【マリス・タッカー】
小柄な中年男性。手先が器用で生活に役立つものを自作している。
【カルネ】
議会の書記長の女性。通った鼻筋に切れ長の目をした美人。長い髪を丸めて後ろでまとめている。眼鏡が絶対に似合う顔立ちだが壊れてからはずっとかけていない。目が悪いわけではない。
【ルアド・マーガス】
ロデスティニア中央官憲の捜査官。波がかった黒髪に口ひげを蓄えた鋭い目つきの痩躯の壮年男性。凄腕だが誰に対しても態度がでかい。シェザードを執拗に付け回す。
【ミゲル・ノイマン】
マーガス班の捜査官たちから副隊長と呼ばれている男。体格よく、眠そうな目、高い鼻、頬骨とえらの張った面長の顔、ぴったりと撫でつけられたひっつめ髪の中年。
【アーヴィング・クロフォード】
マーガス班の若手。いつも大きな荷物を大事そうに持っている。目が良い。
【スタン・バルドー】
首都の中央監獄に収監されている政治犯の老人。白髪に気品ある顔立ち、意志の強そうな目をしている。特別待遇の独房で日々読書して過ごす。
【貧民窟の老人たち】
デリック。シェザードの借り家の大家。元デリック分隊隊長で最終階級は軍曹。
ファビオ。歯抜け。大きな声で話すのは従軍時代に蟻に耳をやられたから。
ケルナー。乳母車に入っている。かつては優秀な観測手だったらしい。
【学校教師たち】
リヒャール・アドキンス。学年主任で社会科教師。
グウェイン・デルマー。体育教師。
【学園の生徒たち】
アレクシアス・レガリア。風紀委員。シェザードを密かに慕う。お金持ち。
ジャケブ・シモンズ。風紀委員。シェザードをあからさまに虐める。親が議員。