浦沢直樹 漫画『MASTERキートン』
小学館 (ビックコミックス) 【考古学・サバイバル・ヒューマンドラマ】 発表期間:1988年 - 1994年 作画:浦沢直樹 脚本:浦沢直樹・勝鹿北星・長崎尚志 アニメ化有り
はい! 今回は浦沢直樹、一番の傑作と呼び声高い、『MASTERキートン』を紹介します。これぞ、大人のための漫画です(いやらしい意味ではない)。
いやー、キートンは凄い!。本当の紳士ですよ。最近の創作作品にはいないタイプです。だって、「なろう」では俺最強系やオラオラ系の主人公が人気あるんですもの(涙)。
キートンみたいなキャラ、私は好きですけどねー。父親と話す時でもですます調で会話するんですよ。いつの時代だって? えー、いつでしょう。たぶん、1990年代だと思います……。
ごめんなさい、そこまで気にしてませんでした。1988らか連載が始まって1994年に終了していますから、時代背景は1988から1994のあいだ、だと思います。
そして、『MASTERキートン』を買うお金がなーいー、という方はYouTubeでMASTERキートン、と検索してみてください。
無料でアニメが全話見れちゃいますから!。……こんな事、教えて警察に捕まらないかな……(恐怖)。まあ、大丈夫ですよね。
MASTERキートンのアニメの声優さん、豪華なんですよ。多分皆様も聞いた事がある声の声優がいるかも? 知れませんね。
アニメ版、MASTERキートンは殆どの話が一話完結なので、比較的見やすいです。そして、どの話も傑作と言って良いほど深く、渋く、カッコよく、勉強できて、考えさせられる作品ばかりです!。
例えば砂漠でスーツを着るのがいいなんて、『MASTERキートン』を読まなきゃ知ることができませんでした。あ、あと、扉を壊して家の中に侵入する時はドアノブを壊すんじゃなくて蝶番を壊す方が良いとかね。
え、ろくな知識じゃないじゃないか! って、言いたいですか?。いや、ちゃんと良い知識も書かれていますよ。
風の強いところでは銃器よりも、原始的な投石器の方がいい、というのもキートンから教わりました。
「やっぱり、ろくな知識じゃないじゃないか!」、……そう言われると元も子もありませんね。だけど、色んな意味で勉強になる作品ですよ。
アニメでは殆どの話が一話完結なので、作品の紹介がしづらいんですよね。だから、物語に絶対登場する主人公キートンとはどんなキャラなのかを紹介します。
まあぁ、驚かずに聞いてくださいよ。実はキートン、凄い人なんですよー。え? 主人公なら当然だろ! ですって。ま、まあ、そうですよね、主人公なら当然です。
凄くて当たり前ですよね、主人公がドラえもんの、のび太君みたいなキャラだったら、大変ですもんね。
ちょっと待った、のび太君は本当は凄いんですよ。映画版になると、大活躍です。昼寝をする事と、あやとり、射撃が得意なのび太君は映画では本当に大活躍なんですから。
あ、確かドラえもんの話の中にもしもボックスで昼寝をする事が価値がある世界になったら、みたいな話があって、のび太君はその世界では昼寝オリンピックで優勝したんですよ。
確か、0.93秒で昼寝をしていたはず。世界記録保持者です。
もう、空中で寝ているんですからね、あの話は面白かったなー。気になった方はドラえもん昼寝オリンピックで調べてみてください。
そして、中でも射撃の腕はピカイチで映画の悪キャラをのび太君の射撃で倒すお話も多いい。お分かりだと思いますが、私はドラえもんが好きなんですよねー。
ドラえもんの映画はすべて見ています。最近のドラえもんの映画よりひと昔前の映画の方が私は好きでしたね。
まあ、今の映画も面白いですが、いつもはほのぼのしているのに、映画になると地球や宇宙規模の話になるんですよね。
そして、ジャイアンが良い奴なる。映画版ジャイアンです!。映画では頼れる奴なんですよ、ジャイアンはね。
え? これはドラえもんの紹介なの? ……ごめんなさーい!。いや、まあ、話が反れた方が文字数が稼げるじゃないですか(本音)。だから、そのあたりは許してください。それでは本題に戻りましょう。
主人公は平賀=キートン・太一というおっさんです。若く見えますが、確か三十過ぎだったはずです。日本人の父親と英国人の母親から生まれた、今でいうハーフです。
そんな、キートンには三つの顔があった。一つ目、考古学の教授。二つ目、元SASのサバイバル教官で数々の戦争や事件を解決してきた凄い人です。
全然強い人には見えませんけど、実は強いんです、人間見た目で判断してはいけませんね。三つ目、保険会社の捜査員。考古学の研究をしている話が滅多にないのも、特徴です。
教授だけでは食っていけないんですよ。だから、保険捜査員と教授の二足の草鞋なんです。
凄いですねー。ここまで来ると、何でも屋ですよ。だけど、作中ではキートンの強さを見れる話が少ないんですよね。一番キートンの凄さを見れる話は『カーリマン』という話です。
砂漠でのサバイバルを描いた話で、最後のシーンがカッコイイんですよねー。棒を掲げて逆光の砂漠に立っているあのシーン、見なきゃ損です。
そして、この作品は世界を広げてくれます。海外と日本を行ったり来たり、が当たり前、当然のように語られているのですから。
なによりも、知らせて置きたい事はこの作品は『学ぶ』とは何かという問いの答えが見つかるかも? 知れない作品です。
キートンは数々の仕事をしていますが、「僕が一生を通して続けていきたいのは考古学なんだよ」みたいなことを言っています。
「人間はどんなところでも学ぶことができる。知りたいという心さえあれば」この言葉は心に響きましたねー。皆様もこの名言を作品の中で捜して見てください。
それと、浦沢直樹さんの作品は絵が良いんですよねー。味があって、温かみがあって、私はあの画風が大好きです!。この作品は人生にとって大切なもの、を学ばしてくれる、教科書みたいな作品です。
読んで損なし、見て後悔なし、一度『MASTERキートン』を見てやってください。心が豊かになる話ばかりですから。ありがとうございました。




