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物部の書評広場  作者: 物部がたり
漫画——あ行
79/100

相田裕 漫画『GUNSLINGER GIRL』

出版社:アスキー・メディアワークス 掲載誌:月刊コミック電撃大王 

発表号:2002年7月号 - 2012年11月号 ジャンル:SF ガンアクション 巻数:全15巻 

作者:相田裕 アニメ化あり ゲーム化あり

 前回はコメディー漫画を紹介したので、今回はシリアス漫画を紹介します! イェーイ! やっときた『GUNSLINGER GIRL』!


 私この作品好きなんです。世界観がとてもよくて、いま私が書いている、作品にものすごく影響を与えた作品です! 


 これを読んでいる人にはべつに関係ない話ですけど、本当にまったく関係ないんですけどね。宣伝というわけではありませんが、いま私が書いている作品に影響を与えた作品たちを紹介しましょう。


 まず今回紹介する、『GUNSLINGER GIRL』そして、浦沢直樹さんの『MONSTER』続いて、広江 礼威(ひろえ れい)さんの、『BLACK LAGOON』最後に『ハンニバル・レクター』です!


 あの仄暗い作品の雰囲気が何ともいえなく好みなんですよね。この気持ちわかります? 


 はい、無駄話はこのくらいにして、『ガンスリンガーガール』の紹介をしていきましょう。けっこう政治的な駆け引きや、歴史背景があるので、私の頭ではうまく説明できないんですよね。


 というわけで、頼れるのがウイキペディア先生です。ウイキペディア先生、説明よろしくお願いします。


『イタリアを舞台に、「身体を改造した少女の殺し屋」を運用する対テロ機関「社会福祉公社」と、犯罪やテロによってイタリアを恐怖に陥れるテロリスト集団「五共和国派」との戦いを軸にしたガンアクション漫画。

 その舞台に合わせて、劇中にはヨーロッパ製の銃(SIG、ファブリックナショナルなど)や車両が多数登場する』


あらすじ

『「少女に与えられたのは、大きな銃と小さな幸せ」


 物語の舞台は架空の現代イタリアを中心としたヨーロッパ。イタリアは国内に地域間対立や思想対立を抱え、テロや暗殺などの暴力が絶えなかった。

 イタリア政府・首相府は、表向きには障害者への様々な支援を行う組織として公益法人「社会福祉公社」を設立する。

 しかしその実態は、身体に障害を持った少女たちを集め、身体の改造と洗脳を行い、反政府組織に対する暗殺をはじめとした超法規的活動を行わせる闇の面を持った組織だった。

 少女たちは、「義体」と呼ばれる人工の肉体と引き換えに、時に危険すら顧みられることなく銃を手に戦う運命を背負わされた』


 というお話です。あらすじだけ読んでもらってもわかるように、シリアス全開、コメディーなしです。どっしり、重厚なストーリーが好きな方にはオススメですが、暗い話が苦手な方にはオススメできません。


 まずわかってもらいたいのは、こういう作品は死に様なんですよ。わかりますかね? 少年漫画でも、登場人物が死んでしまうと悲しいけど、感動するじゃないですか。


 最近では、『鬼滅の刃』ですかね。鬼滅の刃の登場人物たちが色々な思いを抱え、死んで逝く、悲しいけど感動できるじゃないですか。


 鬼滅の刃を読んでいない人は、ワンピースをイメージしてもらってもいいです。ワンピースの登場人物。例えば、エースとか白髭、人じゃなくてもメリー号が死んだとき感動しませんでしたか? 


 ワンピースじゃなく北斗の拳のラオウの最期でもいいです。死に様がとにかくかっこよくて悪役だけど、ファンが多い! て……。


 不謹慎で本当にごめんなさい。つまり、『死に様』とは『生き様』、『生き様』とは『死に様』なのです。終わり良ければ総て良し、ではないですが、死に様にはそのキャラのすべてがあらわれていると思うのです。


 ごめんなさい……わけわかりませんよね。で、この、『GUNSLINGER GIRL』も少女たちの生き様と死に様を見る物語だということです! 


 かなりネタバレしてますが、つまりそういことです。ヘンリエッタという少女が、主人公なのですが、ヘンリエッタの他にもヒロインと同等、いや、それ以上のキャラたちがたくさんこの作品にはいます。


 私が一番好きなキャラはトリエラという褐色の肌をもった、金髪の少女ですね。本当にトリエラ良いキャラなんです。その他にもクラエスという、黒髪ロングの読書が趣味の少女も好きです。


 とにかく、本当にこの世界観が大好きなんです。で、この作品はアニメ化してるんですが、アニメは一期と二期で絵柄がまったく違うんですよね……。


 なんでも、作者の相田裕さんが一期の仄暗い絵柄が気に入らなかったらしくて、二期からはいわゆる萌絵要素を強くしてしまったんです。声優さんもみんな違います。


 私は一期の世界観が好きなのですが、二期もはじめは慣れるまで、話数がかかると思いますが、慣れてしまえば無理なく見ることができました。


 二期のクオリティーが落ちたのではなく、一期が神アニメだっただけなのです。一期をつくったのはマッドハウスというアニメ制作です。大人向けのアニメをいち早く手掛けたのがこの会社なのだといいます。


 はい、というわけで、ただ私の好きな漫画を紹介した回でした。仄暗い世界観が大丈夫な方には、本当にオススメできます。それに、巻数も15巻とお財布にもやさしいですね。ありがとうございました。

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