表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
物部の書評広場  作者: 物部がたり
は行————
56/100

ダン・ブラウン 『ロストシンボル』

 角川書店(角川文庫) 【歴史・ミステリー・サスペンス】 『文庫版 全三巻』 初版発行: 2009年9月15日 著者:ダン・ブラウン 訳者:越前敏弥 

 ラングドンシリーズの三作目『ロストシンボル』を紹介していきます。この作品ではラングドンが今までにない、ピンチに陥りますよ。今までにも命がいくつあってもあっても足りないような、ピンチに陥っていますが、今回は半端なもんじゃありません。


 私も、「え?! ラングドン死んじゃうの?」と本気で思いました、その時思った感想がドラゴンボールかよ! です。意味わからないですよねー(笑)。


 ドラゴンボールのナメック星編といえば、――そう宇宙の帝王として知られる、あのお方ですねー。ナメック星編を見たことがある人なら、私と同じことを感じてもらえるかなー?


 そんな技術があるの、って感じです、はい。あの、ナメック星編に現れた、技術的な展開が……。


 これだけ聞いても意味が分かりませんよねー。それぐらいのピンチにラングドンは巻き込まれてしまうということです。


 このロストシンボルは映像化されていない作品ですね。なぜなら、ロストシンボルを映像化する前にインフェルノが先に映像化されてしまったから。また、インフェルノも紹介しますので、こうご期待!


 このロストシンボルの舞台はどこだと思いますか? やっぱり歴史あるヨーロッパでしょうか、――今回はヨーロッパじゃあないんですよ!


 なんと、アメリカ合衆国なんです。「え! アメリカ歴史あるの?」と言いたくなったんじゃないですか、先住民たちの歴史はありますが、けれども、コロンブスがアメリカ大陸を発見してから移り住んだ訳だから、世界の長い歴史から見ればまだ最近のことです。


 雑学ですが、実際はコロンブスが到達したのはアメリカ大陸ではなく、サン・サルバドル島なのだとか。 実際にアメリカ大陸に到達したのは1498年だそうです、コロンブスがサン・サルバドル島に到達したのが1492年ですから6年後のことですね。


 そんなアメリカにもダン・ブラウン手にかかれば定説と新説、陰謀論などを混ぜて最高に面白いエンターテイメント小説にできちゃうんですよ!


 はい! 今回の秘密結社は秘密結社の中の秘密結社、フリーメイソンです。

 ウイキペディアによると


【フリーメイソンは、16世紀後半から17世紀初頭に、判然としない起源から起きた友愛結社。 多様な形で全世界に存在し、会員数は600万人を超える。うち15万人はスコットランド・グランドロッジならびにアイルランド・グランドロッジの管区下。25万人は英連邦グランドロッジに。200万人は米国のグランドロッジに所属している。】


 そうです。(おおやけ)に秘密結社を宣言していますが、何をやっているか分からない、謎に満ちた組織ですねー。


 日本にもフリーメイソンの組織がありますし、世界中にあるんじゃないですか、裏で世界を牛耳っているのはフリーメイソンと言われるぐらいですからね。


 そうですフリーメイソンですよ、このロストシンボルが扱っているテーマは。フリーメイソンを扱っているから映画化されなかったのでは? などと私は陰謀論と絡めてしまいますが、そんなフリーメイソンからの圧力が理由じゃあないですよねー…………そんな理由じゃないですよね? (ザワザワ)。


 歴代アメリカ大統領もフリーメイソンだったという方がいるのです! それが、ワシントンです。歴代大統領の中にはフリーメイソンだったという方が結構いるようですよ。


 ワシントンがどう関わってくるかというと、ワシントンの神格化です。これ以上は言えないので読んでみてください。


 このロストシンボルはワシントンDCの観光案内にもなります。例えばオベリスクとかね、ラングドン教授がワシントンDCの色々な所を駆け巡ります。トラベルサスペンスですから(笑)。


 ダン・ブラウンは観光産業にも大きな影響を与えているんですね。


 そして最後にこの物語は科学者と宗教の対話の物語でもあります、ヒロインがその学問の専門家ですから。哲学的なお話もあります、そういうのが好きな方にも是非読んでもらいたい。


 ロストシンボルとは何なのか?。ご自身の目で確かめてみてください。


 これを読めばアメリカの歴史を知れること間違いなしです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ