支倉凍砂 『狼と香辛料』
お久しぶりです。最近物部が活動してないな、コロナにでもかかってんじゃねえか? それとも病気か? と心配されていたあなた、ご心配ありがとうございます。
コロナにもかかっていませんし、まだまだ病気になる歳でもありませんから、もし私が活動しなくなったら、執筆に飽きたか、不遇の事故に遭って死んだと思ってください。
まだまだ書きたい物語が沢山あるので、創作活動に飽きることはないと思うので、もし投稿が一年以上途絶えたら死んだと思ってください(笑)。
最近投稿していなかったのは、書き溜め真っ最中だったからです。私の作品にブックマークしてくださっている方々、もしこのエッセイを読んでくれているのなら、あと一か月と少しお待ちください。本当に書きたい物語が沢山できて追いつきませんね(笑)。
と、近状報告はこの辺りにして、今回は支倉凍砂さんの『狼と香辛料』をご紹介しましょう!
と、言っても『狼と香辛料』を読んでから結構経っているので、私自身もうろ覚えなんですよね(笑)。ストーリーを断片的に憶えている以外は、殆ど忘れてしまいました。
だったら再読してから紹介しろよ、と言われそうですが、結構長いのでなかなか再読する気になれず……だからわずかに憶えている私の「ここが面白い」などの記憶から感想文を書こうと思います。
何を紹介しようか迷いましたが、支倉凍砂さんを語る上で避けては通れないのが、結構アンチの多い作家さんだということです……。
どうしてアンチが多いのかと言いますと、若いころネットに上げていた日記にキセル乗車(乗車駅・降車駅近くだけの切符を持ち、途中は切符なしで列車・電車に乗る、不正行為。キセル乗り)をしていたということを書いていたからだそうです。
電車で遠出する際に、父親の定期を使ったそうなんですね。今ではその日記は消去されているようなので、嘘か誠か定かではありません。
もしかしたら、ネットで流れているデマかもしれません。もしデマだったら、名誉棄損になるようなことを書いて申し訳ありません……。
だけど本当だったとしても、人は過ちを犯すものです。そのようなことはしてはいけませんが、そこまで叩く必要ないと私は思うのです。
人を顔で判断するのはいけないですが、支倉凍砂さんの写真を見てもらえればわかる通り、優しそうな人ですよ。もしキセル乗車をしていたとしても、支倉凍砂さんも後悔していると思います。だから叩かないであげてください。
私は作者がどんな人間だろうと、作られた作品が素晴らしければそれでいいという考えを持っている人間です。例えばある作詞作曲家や小説家、クリエイターが麻薬や暴行、わいせつなどなどで捕まったからと言って、作品までを否定するのはおかしいと思うのです。
昔の文豪なんて結構人間としてどうなの? と思う人が多いけど、今でも作品は残っています。文豪なんて基本ダメ人間ですよ。
太宰治なんて走れメロスで友情の素晴らしさを書いているけど、太宰自身は宿泊費が払えなくて、友人を借金の形に置いて逃げたという話が残っていますからね(笑)。
その他に文豪の武勇伝を調べたら、ダメ人間が沢山出てきます。だから、どれだけダメ人間が作った作品だからと、作品自体を否定しなでほしい、と私は言いたい。
産みだされた作品に罪はないのだから。と、持論はここまでにして、では『狼と香辛料』を語っていきましょうか。あらすじはウイキペディアから引用させてもらいます。
『旅の青年行商人クラフト・ロレンスは、商取引のために訪れたパスロエ村を後にした夜、荷馬車の覆いの下に眠る1人の密行者を見付ける。それは「ヨイツの賢狼」ホロと名乗る、狼の耳と尻尾を持つ少女であった。
ホロは遙か北の故郷「ヨイツ」を離れての放浪の中、パスロエ村の麦に宿った狼であった。ホロは神と呼ばれ、長年村の麦の豊作に尽くしていたが、農業技術の進歩によって、自分がないがしろにされるのを感じ、望郷の念を募らせていた。そしてついに収穫祭の日、通りかかった荷馬車の麦束に乗り移って村を脱出したのであった。
少女が狼の化身であることを知ったロレンスは、彼女を旅の供に迎えた。2人は行商の途中、様々な騒動に巻き込まれながら、ホロの故郷を目指して旅をすることになる。
なお、題名の由来は『金と香辛料―中世における実業家の誕生』(ジャン・ファヴィエ(英語版)の中世経済史書)。
本作において「狼と香辛料」は主人公の2人を指しており、狼はホロ、香辛料はロレンスのことである。ロレンスを香辛料とするのは、ミローネ商会のマールハイト(第1巻に登場)が商売の節度を説くため、正教会が創作した戯曲の登場人物「肥え太った魂にたっぷりと香辛料のうまみを効かせた大金持ちの商人」を引き合いに出し、彼を大成する商人として褒めた言葉にちなんでいる』
舞台は中世ヨーロッパ風の異世界です。支倉凍砂さんの作品は中世ヨーロッパの作品が多いですね。『マグダラで眠れ』も読んだことないですが、中世ヨーロッパですよね?
日本人はヨーロッパに憧れている人が多いのではないでしょうか? かくいう私もヨーロッパのあのオシャレで美しい情景に惹かれます。夕暮れの麦畑、という情景が本当に好きなんですよね。
よく臨死体験をした人は花畑を見たとか、麦畑を見たとか、川を見たとかって話があるじゃないですか、あれって人間が深層心理で美しいと思った情景が映し出されるのだと思うのですよ。
もしそうだとしたら、人間が美しいと感じる情景は結構似通っているということになるのではないでしょうか? 何が言いたいって、ヨーロッパの情景は人間が美しいと思う情景なんじゃない、ってことです。
話しがそれました。でロレンスはホロという狼の化身の少女と旅をすることになります。中世の経済を学べる作品になっていて、面白い上に勉強になり一石二鳥です!
そして、何よりホロが可愛い! 『狼と香辛料』という作品はその一言に尽きますね。ホロが本当に可愛いんです。イラストは文倉十さんという方が描かれています。
獣耳は本当に可愛いですよね。可愛い獣耳+可愛い女の子=激カワですよ。と、気持ちの悪いことを言って申し訳ありません。まあ、とにかくホロを愛でる作品と言っても過言ではありません。
廓言葉というしゃべり方で、一人称は「わっち」なんですよ。ライトノベルならではで、取っても個性的ですね。廓言葉を使うキャラクターってなかなかいないでしょ。
私が思い出せる限りでは『銀魂』の日の輪と月詠くらいですよ。だけどやっぱり、小清水亜美さん演じるホロの廓言葉が一番好きです。
是非ともアニメを観てもらいたいのですが、凄く言葉遣いが可愛い。あのちょっと人を小馬鹿にしているようなしゃべり方が、何とも――。
アニメは二期まで作られています。第三期を望むファンも多いのですが、DVDがそれほど売れなかったそうなので、作られないでしょうね……。
アニメの人気はアニソンにも大きく左右されると思います。いい歌が与えられると、アニメはヒットすると思うのです。最近でいうところの『鬼滅の刃』の『紅蓮華』だったりね。
歌に恵まれるかどうかで、ヒットするかどうかが決まると言っても過言ではないと思います。『狼と香辛料』一期と二期のOPEDソングも本当にいい曲だと思います。
中でも『旅の途中』という歌が私の好みなんです。これぞ『狼と香辛料』という感じがして。旅の途中を聞きながら、物語を想像すると感極まりますもん。
すでに完結しているので、もし一巻を手に取ってしまえば一気読み間違いなし! 数多くのライトノベルがこの世にはありますが、私が今まで読んで来たライトノベルの中で上位に今も君臨している名作です。
ありがとうございました。




