表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
物部の書評広場  作者: 物部がたり
さ行————
44/100

ジョナサン・ストラウド 『バーティミアス』

 今回紹介する『バーティミアス』ってみなさん知ってます?。作者の名前からして、海外小説であることは分かりますよね。じゃあ、ジャンルは分かりますか? チクタク、チクタク、そう!――ファンタジーです。


 海外ファンタジーはほとんどが児童書ですよね、まあ、海外にも日本のライトノベル系の小説もあると思うのですが、やっぱり、日本に渡ってくる小説は万人受けする作品である児童文学だと思うのですよ。


 中でもこの『バーティミアス』は世界三十か国以上で出版されているほどの、人気作なんです。


『バーティミアス』愛好家の方の中にはあの『ハリーポッター』を超える、と言っている人もいます。


 確か、バーティミアスの解説の中にも「ハリーポッターを超える作品が現れた」みたいな事を書いてました。ハッキリ言ってハリーポッターは超えませんけど、面白いですよ。ハリーポッター好きにはオススメです。


 だけど、知名度が低い、知っている人はほとんどいない、なぜ?。この書評を機に皆様にバーティミアスを知ってもらいたい!。


 それと、とにかく、分厚い本ということも知ってもらいたい。


 辞書ぐらい分厚い。そして重い、本が三冊。全三部作となっています。え? ちょっと、待ってみんな逃げないでー、分厚いけど面白いんだから!。


 まだ読んでくれてますか、たぶん今の分厚いでかなりの人が逃げ出したと思います(笑)。


 あの、分厚さを見るだけで挫折してしまう人もいると思います、が! 一巻、一巻だけ読んで欲しい!。私も初めは抵抗がありました、けど、一巻頑張って読んでみると、おや? 面白い、となりました。


 なんだか、詐欺まがいな、テレビショッピング見たいですね(笑)。この書評は詐欺じゃありませんから、安心してください!。


 それでは紹介していきましょう!。その三部作のタイトルがこちら



『バーティミアス サマルカンドの秘宝』

『バーティミアス ゴーレムの眼』

『バーティミアス プトレマイオスの門』


 そして、外伝が三作


『バーティミアス外伝 ソロモンの指輪(1) フェニックス編』

『バーティミアス外伝 ソロモンの指輪(2) ヤモリ編』

『バーティミアス外伝 ソロモンの指輪(3) スナネコ編』


 があります。え、三部作だけじゃないの、と思ったでしょう。そうです、外伝があります。人気がある作品は外伝があるものなんですよ!。はい、ここで重大なお知らせがあります。


 実はこの『バーティミアス』シリーズ実写映画化するかもしれません。


 以前にも映画化の話はあったのですが、実現には至りませんでした。今回も実写映画化するかはまだ分かりませんが、映画化の話が持ち上がっているのはたしかです。


 映画化すれば、さらなる人気がでて、知名度も上がることでしょう。私の書評では想像もできないくらい、知名度が爆発的に上がる事でしょう!。気になった方はバーティミアス映画化、と調べてください。


 あー、映画化してほしいな、映像でバーティミアスの世界を見たいなー。


 それでは簡単なストーリー説明をしていきましょう。おもな舞台はイギリス・ロンドン、チェコ・プラハなどです。そう、ヨーロッパですねー、オシャレ!。


 作品の雰囲気はフェイトというアニメに凄い似てます。フェイトのモデルがこの作品、と思うぐらい、に似てる。


 魔法と言う概念が当たり前の世界です。そして、政治家は皆、魔法使い、だから、政治的駆け引きも楽しめます。え? それって児童文学なの? と思いますが、児童文学と言われているのならそうなのでしょう。私に聞かれても困ります。


 ちょっと説明が難しいから、ウイキペディアの概説をそのまま引用させてもらいます(長いです)。


【歴史改変ものの要素があり、その物語世界はソロモン王、ローマ帝国、グラッドストーン、アメリカ独立戦争など現実世界とよく似た歴史を持つ。舞台となる都市はイギリス・ロンドン、チェコ・プラハなどである。中心となる時代は、科学技術など現代に近いが、政治体制や国際情勢は現状とかなり異なる。


 例えば、1936年に消失しているはずのクリスタルパレスがロンドンに現存している。しかし、物語が始まるのはグラッドストーンの死(1898年)から100年以上たった時代であり、1936年以前であるはずはない。またロンドン塔が依然、監獄として使われている。世界の覇権を握っているのは大英帝国であり、フランスやドイツ、イタリアはその領土となっている。


 ロンドンでは2つの階級からなる階級社会が形成されている。


 魔術師は支配階級であり、政府の重要な役職を占めている。魔術師が自身の力で使える魔術はあまり強力なものではなく、様々な種類の妖霊を召喚・束縛・使役することによって魔術を用いることが多い。魔術師は貧しい家の子供を弟子にとり、魔術を教え込み、政府に貢献する魔術師として育成する。


 一般人は魔術の能力を持たない人々であり、被支配階級である。魔術師たちは恐怖と無知によって一般人を統制している。また一般人の中には魔術に対する抵抗力を持っていたり、魔術の存在を知覚できたりする者もいる。


 この種の作品では主人公となる魔術師の側が善良な存在として描かれることが多いが、本作では魔術師の腐敗を描いているのが特徴である。現在のロンドン(大英帝国)の繁栄の以前にはチェコの時代があり、同じような魔術師の帝国が築かれていた。バーティミアスによれば、この世界の歴史は、


 魔術師が一般人を支配し、妖霊の力によって君臨する

 時がたって、魔法に抵抗力をもつ一般人が現れ、魔術師に対して反乱を起こす

 魔術師の支配が終わり、妖霊はあちらの世界に帰っていく

 また新しい支配者が現れ、新しい支配が始まる

 ということを何度も繰り返してきたという。


 物語はバーティミアスの一人称と、ナサニエル、キティなどの視点からの三人称で進行し、バーティミアス視点の部分では、バーティミアスの独り言が注釈として付くのが特徴である。】


 主人公はナサニエル、という出世欲の強い少年です。この、ナサニエル読めば読むほど、フェイトに登場する、ウェイバー・ベルベット、またの名をロードエルメロイ二世に何だか似ているのですよ。


 多分、フェイトを知っている人が、この『バーティミアス』を読んだら、あー、確かに似ているは、と共感してくれることでしょう。


 そして、タイトルにもなっている、バーティミアスとはこのナサニエルの使い魔です。この辺もフェイトにそっくりですねー。フェイトでいう、英霊です。


 魔術師は皆、妖霊(じん)という使い魔を従わせています。そのジンにも階級があって強い順に「マリッド」「アフリート」「ジン」「フォリオット」「インプ」となります。そして、バーティミアスはそのジンです。


 変身魔法を得意とし、ガーゴイルの姿とプトレマイオスの姿を好み良く変身しています。さて、バーティミアスの階級はどれでしょうか(割と強い方です)?。後はご自身でお確かめください。


 そして、この物語は伝説のアイテムを探し求めたり、奪い合ったりするRPGゲームの様な作品でもあります。


 世界を滅ぼせる伝説のアイテムとかが登場する話って、普通に面白いですよねー・


 そんな、アイテムが登場するんだから、面白くない訳ないでしょう!。


 章を追うごとに数々の登場人物が増え、物語は世界を巻き込むほど壮大になっていくのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ