聖夜の鐘
聖夜のセイント ニコラウスは、
嫌なものなら、決められていることにも逆らう。
のぞむまえの混沌たる生命の萌芽の頃、
ふたりの喜びに迎え入れられて、
躍動する未来は明るく、希望を演じた。
絶望の向こうを知らないくせに、
その《明るい希望の歌》を口笛まじりで、
しんみりと口ずさみながら、
ただ、聖夜の鐘が鳴り渡るのを、待つのだ。
まだ、
絶望の向こうを知らない蒼い愛の歌を、
しんみりと口ずさみながら、聖夜には、
ただ、
鐘が鳴り狂うほどの賑やかな嘘が、
この子たちのささやかな夢を、
叶えてくれるだろう。
その人こそ、たったひとりで、
この世界の灰色の諦めの扉に、その手で触れて、
ギクシャクと前を見て、歩き続けた人なのだろう。
お読みくださりありがとうございます。
本当にこの詩集は、これで最後です。
この上のページの「はじめに」みたいな「あらすじ」で、やたら詩集、詩集と表現してまして、今までの表現だと、おそらく詩集(?)という表現だったと思うので、一言だけ。
べ、別に、あたしの詩集がちゃんとした詩集になったと自惚れてるわけじゃないわ、そ、そんなこと、ある訳ないじゃない!ただ、あまりの出来事に焦ってしまってそこまで筆が回らなかったってだけのことよ、モンクある?(って、何ギレ?)




