休まる処の安寧
純粋なる誓い。
心の拠り所を求めてあの方に縋り付いていた。
狂癲が私を満たす前にあの方を拠り所に安寧を保っていた。
なぜ私がその方に縋り付くのか?
そんなものは考えなくても答えは出てくる。
私の敵...即ち対象に何度も苦しめられている。
精神的にも。だから今回の計画に易々と参加してくれたのだろう。
それだけではない。
私は幾度となく借りを作った。
言ってみればあの方が「正」なら私は「悪」。
それでも無難な関係を保っていた。
唐突な自分語りになるが私はどちらかといえばネガティブ思考である。
必要以上に考え、必要以上に擁護をし、必要以上に罵倒する。
そして今回も正にそれだ。
必要以上の謝罪を考え、必要以上に報恩をし、必要以上に計画する。
絶対的忠誠とまではいかなくともあの方は正しいと信じている。(いささか胡散臭い話は勿論ある。宗教ではない)
それでもやはり私の罪滅ぼし、そして対象の執行。裏切り者の執行。
一纏めに出来るのがこの執行計画≪パニッシュメント・プラン≫なのだ。
そろそろ実行の時が来る。
全てを平たく、等しく博愛できない私が自信を正義と過信した最高で最悪のRecreationが。




