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オプティマス  作者: 食パン
2/5

隠密のビトレイアー

計画は大詰め。

後この生活が2週間半となり、明日には執行されるだろう。



だったのだが一つ番狂わせがあった。

裏切り者----というよりは信頼故の過信のためによる私の不注意...

執行対象が早退したことによりより目立った今日。それにより明るみに出る裏切り者。

しかもそれがグループ内の1人であることとは予想だにしなかっただろう。





残念ながら私は魔法が使える訳でなく空を飛べるわけでもない。

無意識になったり、心が読めたりするわけでもない。奇跡を起こすなんて無理難題だ。

そう普通の人。普通の学生。異常な生活。それは裏切り者含め全て一緒の筈だ。





一番大事なことは未来を消すこと。つまり不祥事を起こさせること。

私はよく架空世界に浸るのだが、現実世界に浸ることも大事である。

現実世界...架空よりもずっと単純で、ずっと正直で、ずっと理解しがたい世界。




例えば小さなことから積み上げていこう。

未だ中学生なので学校に携帯を持ちこんではいけない。ゲームなんて尚更だ。

そこだよ。常識に囚われているのだ。





裏切り者はグループ内の1人だ。

席も近くよく授業中に携帯をつついているのが分かる。

裏切り者には裏切りで答えなければならない。

今の私にとって「偽善者」という言葉ほど合わないものはない。

全てを押収させ、未来を潰す。私の未来でさえ潰されたんだ。それぐらいいいでしょう?





勿論こんな小さな事じゃ潰せるはずが無い。情報通を有効に使う必要がある。

想像するだけでも楽しいのだ。

落ちこぼれが落ちこぼれに堕される。底辺争いなのかもしれない。

それでも純粋に誓った人への最善の謝罪...



私がするのは断罪と赦しを乞うことみたいだ。




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