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小規模輸送任務6

 覚悟を決め、不意打ちをかましたからか撃った弾丸は吸い込まれるように脳天に叩き込まれ即死させる。気持ちが悪くなるが悪くなってる余裕はなくフロント辺りにいたやつは。


「し」


 即座に頭を吹き飛ばされる。アーニャの援護だ。腰にぶら下げたフィールド発生装置を叩き残った2人に突撃する。


「しねぇぇぇぇぇ」


 彼らはこちらに向かって撃つがフィールドを信じて突っ込む。どうせ長距離で当てられる自信はないのだから囮に徹するしかなく、その意図は。


「しね」


 2人の頭にすぐ穴が開いたことで伝わっていることがわかった。


「終わった」

「もうひとりいるわ」

「な」


 村人のそばにより一息入れようとした途端に銃弾を叩き込まれる、がフィールドでそれる。


「くそっ」


 だがそれるだけだ、止まったりすることはないので周りには被害はでなかったがヤバいのはヤバい。アーニャの援護に期待をするのだがなかなか倒れず、なにも変わらずフィールドの限界時間が近づいてくる。覚悟しなければならない。腰に戻していた残り5発のリボルバーに手を伸ばす。


「貴様のせいでうちの団は壊滅的なんだよっ」

「知るかよ」


 怒りを向けられるが言われても困る、そもそも銃を向けてきたのはそっちだし、都合を言われてもそんなことで見逃し報復されるのは避けたい。ならば殺すしかなくそんな覚悟もした。今さらだ。


「だから」


 とそこで。


「あっはいはい、で財宝とかどっか隠してないの」


 いつのまにか合流していたアーニャがそいつの後頭部に例の狙撃銃を押し付けていた。


「アーニャっ」

「ウエダにしてはよくやったじゃん、ほらさっさと武器捨てて」


 そいつは武器を捨てる。


「なっなあ」

「私は見逃してもいいけど、ね」


 アーニャが拳銃を抜き、膝を撃ち抜く。


「この村の人に襲われたくないしね」


 そうして倒れているヤツが悲鳴をあげているのを聞きながら捕まっている人たちを解放していった。

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