表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/102

廃墟にて1

 都市へとたどり着いた、たどり着いたのはいいのだが。

「うわぁ、本当に世紀末と言うか滅んでるなぁ」

 たどり着いた都市はガラスが割れ、錆び付き、崩れかけているという荒れようだ。

「なんがあったんだか、と言うかそもそも何か残ってるのか」

 そうなのだここにたどり着いたのは、生き残るのに必要なものを得るためだ。それを得られなければ後は野たれ死ぬだけなのだが、その心配はなさそうだ。声と嫌なことに銃声がするのだ。銃声がすると言うことは人がいてその上で奪い合うだけの物資があるのだ。なくても死体から武器の1つでも奪えれば使える使えないはおいといて手札をひとつ増やすことができる。それだけでも確認したいからその銃声がするところを目指し、こそこそと移動する。

「それにこんな感じだと襲われている女の子を助けたりしてやればいい感じになれるよな」

 そう命を得るのも大事だが、そういった楽しみもなければやってやれない。そのために必要なのは武器と覚悟だが、武器はないので覚悟、それも命を奪う覚悟だ。こんな世界にいるのだ夢であれ現実であれ、覚悟だけはしておいた方がいい。そんな判断をしながら近くにあるビルに入っていく。


「うわぁ」

 ビルの中は色々と崩れかけていたが、階段はあるし何よりエレベーターの電気がついている。要はこのビルには電気が通っているのだ。様子に誰かいる、その誰かが敵か味方かはわからないが多分誰かいる、いるはずだ、と言うかいないと困る。

「よし」

そこまでわかれば後は上るだけだ、そこら辺に落ちていた手頃な多分コンクリート片を持ち階段で上に上っていく。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ