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異世界学園いざなぎ高校園芸部  作者: 桂虫夜穴


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5/20

5、ささやか過ぎる晩餐

そして、夕食。


「これだけか...まっ、しょうがねーな。」


七海の言葉に部長も同調した。


「いつまで

この状況が続くかわかりませんからね。」


「明日は食料探しに出掛けるしかなさそうだな。

ここの住人も突然現れた、この部室倉庫を

不審がっているだろう。

何とか、接触も試みてみないとな!」


七海の提案に七草は不安をあらわにした。


「怖えなぁ..いきなり、ブスッ!

…なんて、やられないよなぁ..」


「まあ、用心に、こした事はありませんわね。

さぁ、行き届きましたね。

僅かですが、味わって頂きましょう!

いただきます!」


部長が話しを締めて

ささやか過ぎる、晩餐が始まった。


「いっただっきまーす!」

「いただきます!」


"ポリポリ、カリカリ…"

みんな、ゆっくり味わって頂いた。

今夜は、かっぱえびせんだ。

昼食の伊勢海老とは

あまりにも対照的で、かけ離れていたが

空きっ腹には、たいそう美味しく感じられた。


「やっぱり、うまいな!」


ヨッシーの言葉に七草も同調した。


「昔から、変わらない味だけどな。」


「発売当初から完成形だったって事だな。

それって、凄い事だな。

何十年も変わらず

愛されて、売れ続けてるんだから...」


七海の言葉に部長も同感のようだ。

ニコニコ顔で頂いている。

かなり気に入ったようだ。


「本当ですね。カリカリ...

凄く美味しいです!カリカリ...

こんな美味しいものが、世の中にあったなんて!

カリカリ...感激ですぅ!」


「出たよ!部長…初めて食った系らしいな。

私らと真逆の食文化全開だ。

美味いもんばかり食ってると…

こんな感性をお持ちになってしまうんだろうな。

私らにとっては、ありふれたお菓子が

高級料理をも、ある意味、超えてしまうんだ。

不思議だし、おもしろいな!」


七草の皮肉混じり発言も、部長は意に返してない。

目の前の、お菓子の、おいしさに夢中で

それどころでは、なかったらしい。


「ああ..もう、なくなってしまいました。

本当に美味しかったです。

あっ、これも、気になりますね。

「うまい棒」...ですか...

名前のとおり、美味しいんでしょうね!」


「ああ、これも、たまらんぞ!

みんな、うまい棒で育ったと言っても

過言ではない!」


「いや!過言だ!」


ヨッシーの速攻ツッコミ!


「いまだに、卒業できずに

何十本も大人買いする者もおるのだ。」


七草の言葉に部長の瞳がキラキラ輝いた。


「ヘーーっ!そうなんですね!

明日が、楽しみです!」


「庶民の味にハマったようだな。

また、中毒症状を起こさなきゃいいけどな...

すぐ依存症に陥ってしまうんだからな。

アルコール依存症にセックス依存症だろ...

それにお菓子依存症が加わったら

三大依存症だ!」


七草の発言にヨッシーツッコミ!


「そんな、大層なものか!」


それを聞いて部長が慌てて否定した。


「私はセックス依存症では、ありません!」


「あっ、そうか!アレは、七海だった!」


「ええっ!とばっちりだ!」


「ハハハハッ!」

「フフフッ!」




今夜はみんな早めに就寝した。

スマホの充電量も残り少なくなっていた。

役に立つ機能も多少は期待して

そこは節電とした。

とにかく寝るしかなかった。

テーブルの上や床にゴロ寝。

春先の夜長では、少し肌寒いが止むを得なかった。


「って…まだ、8時だぞ!

こんな時間から眠れるかっ!」


「ナクサ!眠らんでもいいから

取り敢えず身体を休めろ!

明日から色々、大変なんだから…」


「まっ、そうだな!わかったよ!ヨッシー!

あっそうだ!

七海と部長…あと、短亀ちゃんとチャン君!

こんな狭い部室だからな…エッチなんかするなよ!」


「致しませんっ!」

「するかっ!」

「しませんっ!」

「ええっ!」


「チョン君はやるつもりなのか?」


「しっ、しませんよ!

驚いて言葉に詰まっただけですよ!」


「もう、いいから、みんな、おとなしく寝ろ!」


「…と、言う事だ。

ヨッシーがちゃんと目を光らせてるからな。

不純異性交遊など間違っても致すなよ!」


「知るかっ!そんなん!

気になるなら、アンタが見張っとけ!」


「そんな事せんでいいから!

こんなところじゃ、せんよ!」


「七海君!」


「あっ、千晴、すまん!これは、失言だ。

とにかく、七草!もう、おとなしく寝ろ!

寝てくれ!

掻き回すな!」


「そうですよ!お願いします。

…と、言う事で、改めて、おやすみなさい。」


「おやすみなさい。」

「おやすみ…」


続く








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