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異世界学園いざなぎ高校園芸部  作者: 桂虫夜穴


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2、異世界かぁ!異世界だぁ!異世界かも!

「じゃあ、そろそろ、教室に行くか!」


ここは、いざなぎ高校園芸部の部室。

いつものように部長のスペシャルコーヒーや紅茶を頂き、まどろんだ後、教室に向かう事にした。


七海が鋼鉄の開き戸を勢いよく開けた。


"ガラッ!"


「わっ!」


しかし、何かに驚き再び開き戸を閉めた。


"ガラガラ、ガッシャーン!"


「何だ!七海!開けたり、閉めたり

うるせーんだよ!」


「いや..悪りぃ...ヨッシー..あのな...」


「何だ?デカい図体して邪魔なんだよ!

ドア開けて早く出ろよ!」


「そっ、それが...」


「何だ!どけっ!七海!」


「あっ!ヨッシー!待てっ!」


ガラッ!


「キャッ!な、何だコレーッ!」


「ヨッシーの可愛いい女の子叫びが出たら

相当、ヤバイヤツだな!」


「ナクサ!失礼なヤツだな!

私は歴とした美少女だ!

たまには、そんな声も出すさ!

...って、そんな事はどうでもいいんだよ!

みんな見てみろ!この、風景を!」


「こっそり、美少女をぶっ込みやがってえ!

..て、てててっ!

何だこりゃ〜!」


七草がビックリして叫んだ。


「ええーっ!グラウンドは、どこに!」


部長の驚きの後、七海の発言。


「みんな変な格好してるぞ!

しかも知らんやつばかりだ!」


「こっ、ここは、もしかしてぇ! 」


「異世界かぁ!」

「異世界だぁ!」

「異世界かもぉ!」

「ハウステンボスかぁ!」

「ディズニーシーかぁ!」


"ガラッ!ガッシャーン!"


七海が再び扉を閉めた後

鍵を掛け小窓のカーテンを引いた。


「とにかく、みんな、一旦、座ろう!

事情が飲み込めん!」


「そりゃ、七海、アンタとナクサだけだろ!

他は、みんな、大体、察しがついてるよ!」


「ヨッシー!どう言う事だ?サッパリ分からん!」


七海がポカンとした顔でヨッシーに問うた。


「そうだろうね!

アンタ達、二人は本当に情報弱者だからね!

今も、ナクサはハウステンボス...

七海はディズニーシーなんて叫んでたろう!」


「だって、あの街並みは

修学旅行で行った時に見た風景

そのものだったぞ!」


七草の言葉に七海も同調した。


「そうだ、そうだ!

俺もテレビで見たディズニーシーだと思ったよ!」


「行った事ないんかーい!」


「あるか!そんなもん

ディズニーランドすら行った事ないワッ!す」


「七海!威張らんでいいーよ!

そんな事より、この状況だよ!

話すのは、その事だろ!

いつも、主題がズレてるんだから....」



「そうですよ!これは、ただ事ではないですよ!

ドッキリでも、モニタリングでもないですから!」


部長の発言に七草が悪のりした。


「そうだな!これは、「珍百景」か

「仰天ニュース」あたりの案件だな!」


「だから、テレビ番組から一旦はなれる!

それどころじゃないって、言ってんだろ!」


ヨッシーが諭したが七草のおふざけが止まらない。


「そうだ!このままじゃ...

遅刻してしまうぞ!」


「そこでもなーいっ!

ここは異世界だぞ!」


ヨッシーが速攻でツッコミを入れた。


「もう、確定しとるのか

その、異世界とやらに...」


話しについてきていない七海に

ヨッシーが詰め寄った。


「あの、風景見て、他に何か考えられるか?

思い浮かぶのか?」


「映画の撮影とか....」


七海のお間抜け発言に

ヨッシーは思わずキレてしまった。


「ここで、茶をしばいとる間の十数分で

そんな大掛かりなセットが組めるかーっ!

しかも、北の方角は遥か地平線まで

草原が広がってたぞ!」


「..と、言う事は、やっぱり異世界か...

そう認識するしかなさそうだ。

しかし、なぜ、こんな事に…もしかして…

朝っぱらから、異世界の話なんかしてるから

こんな事に、なったんじゃないのか?」


「話をしたくらいで、異世界に行ける訳ないだろ!

そんなんだったら、異世界好きや

アニメ、漫画、小説…全ての関係者が

異世界に行っとるだろ!」


「それは、そうかもしれんが

七草の何か、能力とかパワーとか

そんなものが

何かしら作用したのじゃないか!」


「そっ、それは、何とも言えんよ。

七星じゃないんだから、ちゃんとした

科学の知識なんかないんだから…」


「そうだな。まっ、何にしろ

ここが異世界と言う事だけは、間違いなさそうだ。」


やっと納得した七海に

七草が悪ふざけを仕掛けた。


「七海!だったら、先生に電話しとけよ!

「今日は、登校、無理かもしれません」..って...」


「理由は何にするんだよ?」


「それは「異世界に行っちまったから

二、三日、登校は無理とかだろ…」


その意味なしアホ会話に

ヨッシーがとうとうブチ切れた。


「そんなん、ここにいる人間以外

誰も信じる訳ねーだろっ!

理解も納得もできるかーっ!」


激昂したヨッシーを部長がなだめた。


「まぁ、まぁ、ヨッシーさん..落ち着いて...

たぶん...通じないと思いますけど..

試しに、皆さん、あちこち連絡してみましょうか!」


「そうだな....」

「そうですね...」



続く

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