表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界学園いざなぎ高校園芸部  作者: 桂虫夜穴


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/16

15、部長んちのお屋敷で裸族女子会!

短亀うどんで夕食を終えると

みんな、一旦、着替えを取りに帰る事にした。

部長のお屋敷で後ほど集合だ。

美咲は一足先に部長に同行した。



キュッ!勢いよく自転車のブレーキを掛けると

七草は玄関前に自転車を停めた。


( 誰だろ?)


見慣れない自転車が停めてあったが

大して気にもせず玄関のドアを開け中に入った。


「ただいっ⁉︎ 」


リビングのドアを開けた途端、七草は固まった。


「どっ、どうして、ここに⁉︎」


リビングのソファにナッーシーが座っている。

七草の顔を見た途端立ち上がった。


「七草さ〜ん!

今度は、私がぁ〜〜っ!」


そう言いながら七草にしがみついて泣きじゃくった。


「そうか、大変だったな。

とにかく座ろう。」


二人はソファに腰掛けた。

七草はナッーシーの手のひらを自身の手のひらで

包み込むようにして、話しかけた。


「もう、大丈夫だ。

心配しなくていい。

美咲も無事だ。

今夜は部長…こっちの部長だけど…

そっちの方でお泊まりするから

ナッシーも私と一緒に行こう!

その方が二人共、安心だろ!」


「はっ、はい!

ありがとうございます。」


「それに、しても…良かったよ!

ここに来る事に気がついてくれて…」



「そっ、それが、一応、ウチの方には

帰って見たんだけど

知らないおばさんが出て来て…

ヤバッって、感じで

後、思い当たるのって

春野さんしかいなかったから

もしかしたら

美咲のウチと同じ場所なのかなって思って

玄関前で待ってたんだ。

そしたら、お母さまが帰られて…」


「そうなのよ。パート上がりで

買い物して帰ってきたら

ヨッシーが、ひとりで立ってるじゃない。

初め、そう持ったのよ。

髪の長さも同じくらいだし、背丈もスタイルの良さも

そっくりでしょ。

で、声をかけて、よくよくみたら、違ってたのよ。

でも、制服が同じだったから

あなたも園芸部なの?

って、聞いたら、ハイ!って、言うから

取り敢えず、上がって待ってて貰ったのよ。」


「まぁ、園芸部には、かわりないか…」


「あっ、あの…

夕食も…ご馳走になってしまって…

ご馳走様でした。」


「それなら、いいよ!

私もバナナケーキご馳走になったから

おあいこだ。」


「ハハハッ!そっかぁ!」


「…と、言う事だ。

母ちゃん!

今夜は部長んちだ。一泊してくるよ。」


「いいけど…

悪ふざけして、ご迷惑かけないようにね。」


「ううっ…母ちゃん…

それが、楽しいんだよ…」


「ほどほどにね!」


「わかった!」


「ああ…私も…ご馳走でした。

ごはん、すごくおいしかったです。

ありがとうございました。」


ヨッシーは立ち上がって深々とお辞儀をした。


「もう、座って、座って…

でも、それなら良かった。

また、遊びに来てね!」


「はっ、はい!

できたら、もう一度…来たい…です。

お会い…したいです。」


何故か、ナッシーは涙ぐんだ。


「ヨシッ!私は着替えを取ってくるから

ちょっと待っててよ!

アンタの着替えは私のじゃ小っちゃいな。

まっ、部長が何か用意してくれるよ。」


「はい。」




部長の家に着いた。

バカでかい門と塀が遠くまで続いている。

さすが、武家の末裔の屋敷だ。

メールをすると

門が自動で開いたので、自転車を押しながら

石畳を玄関まで、向かった。


玄関の灯りが灯っている。

開戸を開けて部長が手を振っていたが

ナッシーを見て、不思議そうな顔をした。


「こんばんは…

七草さん…えっ⁉︎

なぜ?ヨッシーさんが?

さっき、お部屋の方にお連れしたはず…ですけど…」


自転車を車庫の脇に置きながら七草は答えた。


「部長!よく見ろよ!」


部長が玄関を出てナッシーに近づいた。


「えっ!違いました!

申し訳ありません。失礼な事を…

…って、もしかして…」


「そうなんだよ。次の犠牲者だ。

ヨッシーと対を成す人物だ。

ナッシーって、呼ばれてる。」


「あら、すごく似てますね。そうでしたの。

でも、大変でしたね。

驚いたでしょうし、さぞ、不安だった事でしょうね。

さっ、とにかく、お部屋の方に行きましょう。」


「そうだな。美咲も喜ぶぞ!

サプライズだな!」


七草が無造作に脱いだ靴と自分の靴を脇に寄せ

きちんと並べてナッシーは二人の後を追った。




部長の部屋に着くと、部長と、七草が

先に部屋に入った。

しかし、ナッシーは入口で固まってしまった。


「みさっ‥⁉︎ ……き…

えっ!なっ…何!

何してるのっ⁉︎ 」


「あっ⁉︎ ナッシー!

どうしてここにっ⁉︎ 」


「どうしてって、私も、来ちゃったんだよ…

それより、何で、裸なんだよ!」


「七草さん!

お話、してなかったのですか?」


「あっ、忘れてた!」


「そこ、一番大事なところだろがっ!

いきなりじゃ、ビックリするの、当たり前だろ!」


ヨッシーツッコミ!


「ハハハッ!今日は裸族女子会だったんだ。」


七草の言葉にナッシーが応えた。


「何だ、そうだったんですか!」


「えっ!それで納得したのか?

もう、受け入れられたのか?」


「まぁ、私達も…

いつも、美咲の部屋じゃ、裸族だから…」


「なーんだ、そう言う事か

美咲さんも、やけに物分かりがイイと言うか

ノリがいいと思ったんだよ。

いつも、やってたからか…」


「住んでる世界は違えど、やってる事は

結構、似通ってるものなんですね!」


「不思議な関係性だな。」


「そうですね!」




続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ