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73ある日突然

 ネットオークションの結果は、入札する者もこの古銭は目がこえてる。


価値のある古銭は人気があるが人気のない古銭はそれなりに・・


予想よりは盛り上がらなかったが、月の収入ほどになり、宣言したすき焼きはクリヤ。


 カセットコンロは見つかり8年前のガスボンベ2本も無事に火はつく。


鉄鍋が無い・・・もしかして、華子さん?片付け上手。尋ねてみた。


「もしもし、華子さん、鉄鍋が無いんですが何処に仕舞った」


「ガリバー君、何に使うの?」


「すき焼きを大学生とウチで食べようと思って何処にしまった」


「3年前からウチにある」


「そんな〜」


「ガリバー君!放ったらかしてたら、サビがまわるのよ!家族ですき焼きするのにちょうど良かったの。そもそも、オバさんの鉄鍋。プラズマTV、掃除機、IHコンロ・・・アンタの家にある物は全ておばさんが買った物でしょ」


「オジサン、オジサンがこの8年で、買った家電は?」


「スマホくらいかな」


「情けなくないか」


 福ちゃんに嗜められ少し反省はするが、華子さんが、会話を続ける。


「すき焼き?私の好物。誰が用意するの?もしかして、ガリバー君?」


「そうだけど、只今、レシピをググってます」


「ガリバー、ダメダメ、そんな事してたら、煮詰まった不味いすき焼きになってしまう。やっぱり、私がいなけりゃダメね。私、肉食系女子よ」


 肉食系の意味知ってるのか?


「ガリバー君!変なこと考えたでしょ。H」


「ガリバー!私のすき焼き、食べたいの、食べたくないの。どっち?」


「オジサン、華子さん呼ばないと、すき焼きの残骸発見したら鉄鍋を割ってしまうかも・・」


「華子さんの すき焼きが食べたいです」


「ガリバー君、そうこなくっちゃ」




 華子さんがすき焼きの材料を持ち込むが、イザコザも持ち込むが気がする。大学生の大学院合格祝いになるのだろうか?

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