49 キングオブ腹話術 2回戦
2回戦の会場は小劇場。
この中から全国で150組中75組が残り3回戦進出となる。
本日はモバイルバンクの社長がお忍びでカツラを被り鼻眼鏡をかけて来場。
5会場、30組から半分ふるいに落とされ、15組が3回戦に進出する。
僕たちの出番は6組目で出し物はてなもんや腹話術。
この会場で規約違反をしたプロ三組が失格となった。
一組目は覆面腹話術師で演技の途中で
「あれ?声がこだまして聞こえるよ」
セリフを言った途端、審査員から「覆面を外してください?」覆面の下は第一人者の六角堂で出場規定に違反したことで退場失格。
あと2人の退場者は黒子を被らず素顔で登場した、ポケットマペット、審査員が飲み友達で判明。
度胸があるのはいつものアラジン衣装にスキンヘッド。
壺の中からヘビを出した瞬間、関東コミックショーは審査員全員赤旗を出し1発退場、即失格。
いよいよ、福ちゃんと僕の出番が回ってきた。
"てなもんや てなもんや"の出囃子で登場。
福ちゃんは小坊主役でカツラを外して登場 僕は旅がらすの渡世人の姿で登場。
「秋も深まって、懐は寒いし、肌も寒い。サンピン!渡世人、何処か宿ないか?」
「こんな所に荒れ寺が雨露が凌げるかもな福念。だれかいるかもわからん、声を掛けしてみよう。え〜と、え〜と、次のセリフなんやった?」
「ゴメンナスッテだろ」
福ちゃんは誰も聞こえない僕だけわかる言葉で伝えた。
「ゴメンナスッテ、ゴメンナスッテ。誰かいませんか?誰も居ないなら入りますよ」
「誰や〜」
荒れ寺から大工の吉田さんが出てきて
「ワッ バカ!なまんだぶなまんだぶ」
吉田さんがセリフを修正。
「カバやろ〜」
「アッ!カバでした」
「誰がカバやねん。たたき切ってやる」
・・・・・・・吉田さんと立ち回り、素浪人に扮する吉田さんが成敗され、刀を鞘に入れるのに失敗し最後の台詞
「俺がこんなに強いのはモバイルバンクの2台持ち」
会場の鼻眼鏡だけが拍手を送った。
「オジサン、あんなに噛んで、予選落ち終わったね」
福ちゃんと手伝っていただいた吉田さんにあやまった。
「スミマセン」
モバイルバンクの社長のお目こぼしで2回戦突破した。




