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45キングオブ腹話術の特訓
バイトは本日遅番喫茶店には数多くの腹話術人形が来店し賑わっていた。
出勤するや熱気が漂い新聞片手に広告を指差し、ワーワー言っとります。
殆どが年配の客でパソコンからの応募が困難と言う事でマスターの息子さんに手伝ってもらってる様子。
この街腹話術協会会長が僕に声を掛けてくれた。
「ガリバー君、君も応募するでしょ」
尋ねられたが、このコンテストのことはまだ承知してないフリをした。
「ガリバーの福ちゃんは落ちこぼれだからココで予選勝ち抜きは姐さんと会長くらいかな」
大工の吉田さんが僕に低い評価を下した。
姐さんは天津ちゃんを膝に置きカウンターでピアノのイメージトレーニング。
その横で弟さんの大将はマグカップでアメリカンコーヒーを関心なく飲むだけ。




