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43/77

43帰宅

鍵を開けようと思っても左に回すか右かもわからずさらに尿意を感じ焦る気持ちが倍増し鍵を開けてトイレに駆け込むが福ちゃんを入れるリュックがドアを開けてもつかえ行くてを塞ぐ。


リュックをおろし蓋を開けチャック全開で少しお漏らしのち用を足すアンラッキーストライクタッチアウトのち床を雑巾で拭いて現状回復。


 「はぁ〜、悪い事が起これば悪い事が重なるものです」


 呟くと、福ちゃんは


「オジサン、ドアの角で頭打ったぞ」


「痛いのか」


尋ねると


「コピーよりマシ」


 慌ててリュックを開けると福ちゃんの頭部は無事だった。


「オジサン、大丈夫だよ。そそっかしいね、これだけ嫌な事がおきれば明日はいい事あるよ。

それより、股間に地図が描かれてるよ、早く着替えたら」


 慌てて下着とズボンを洗濯カゴに入れて晩御飯の用意に取り掛かかりだした。


本日の献立は時間が経ったので、カレー。


 カレーと言っても手作ではなくレトルト、ワンパック500円程で肉もしっかり入って有名店の雰囲気を醸し出す。


 サラダはキャベツを手でちぎってプチトマトを2個添える。


 キャベツは邪魔くさがりの独身男性にとって栄養のバランスがとれて冷蔵庫に保存が楽。


 野菜庫の中はプチトマト、玉ねぎ、ニンジン、ブロッコリー、セロリ。ブロッコリーは茹でるだけ。セロリは一本、豪快に丸かじり。


 本日のご飯はパック。レンジでチンして割烹の大将から教えていただいた飄亭玉子。


 いわゆる一つの茹で卵。


 それらを福ちゃんの分も用意して全部僕が頂く。


 近頃便利な献立アプリで検索して暇な時間に下調べが出来て参考になる。


 先日はオニオンスープが美味しく出来た。


 僕は今日ビールを飲んで福ちゃんはドクダミ茶。


「オジサン、ドクダミ茶って僕に毒をもるのか?」


「これを飲んで毒を出すんだよ」


「毒を出すって」


「体の悪いものを出すんだよ」




「オジサン、加藤茶も毒出すね」

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