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40 昔の遊び本番

 天気は晴れ。福ちゃんはコピーの無事を祈り氏神様に願掛けした。


 会場には20体の腹話術人形が集合。開会を待ち会場には多くの親子連れが列ををつくった。


 行列をするこどもにモールが用意したこのモールのイメージカラー緑にオレンジを襟に縁取られた昔遊びをデザインされたハッピが配られた。


 店長が本部に提案し受理されたハッピは会場を華やかに彩った。


 モールの店長グッドジョブってところ。


 バイト先の商売に抜け目がないマスターは缶詰の小豆を混ぜた、コーヒーぜんざいを振る舞った。各ブースで昔遊びが始まった。


 ちょっと場違いは、あくびから天津ちゃんにメークチェンジし、ドレスに着替え、電子ピアノを持ち込んで天津を膝の上にのせて姐さんとピアノの先生との連弾。


「福ちゃん、姐さんはばちがいじゃない?」


「オジサン、子供がピアノに憧れたらいいんじゃない。僕も半ズボン履いて蝶ネクタイをしておぼっちゃまのような格好でピアノ習いたかったなぁ」


 なるほど、子供に夢を与えればいいんだ・・


 光学系の山本さんは糸巻きタンクを組み立てさせたり、法律の範囲内でトイドローンを飛ばしてスマホで無線操縦したり


 大工の吉田さんは、まずはノコギリの説明から始まって竹を子供に触らして指導する。


 おぼつかないのでお父さんが手伝ったり、ベーゴマトーナメントでは、負けて泣く子供。ケーブルTVのクルーは忙しそうに動き回り、全員映像に入るように撮影に奮闘。


「オジサン、いいもの見せてもらった。僕もこの中に入って遊びたかった・・・」


 僕は福ちゃんの記憶に子供遊びを記憶させた達成感にいろんな気持ちが込み上げた。


 その後ここのモールは大手電鉄会社の百貨店グループの目に入りTOBされ、存続が決定。

 

 ここの店長は、外様でありながら本部に配属され、マスターも店の心配事は無くなり、僕の首もつながった。

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